昔々、 あるところにオシャレ…じゃなく毎回似たような服を着ている王様がいました。 彼の名前は蛙男。 ツッコミどころがありますが、ここは生暖かい目で見守りましょう。 このままでは支持率がコイズミより下がってしまう! そんなことを恐れた彼の配下が彼のために腕のいい服屋さんを呼び寄せました。 それは巷では悪魔くんと恐れられているメシヤこと松下一郎でした。 (変なのを作り、支持率を下げ、僕が王様になって千年王国を作ってやる…!) そうココロに秘めた野望は誰知らず。 松下は一生懸命考えに考え、どうすれば支持率の下がるような服になるかを考えました。 しかし煮詰まり、半ばヤケクソで裸でいいじゃないか! と決心をしました。 後日。 「蛙男、服が出来たぞ」 メシヤだから、王様とは呼びません、通説です(違。 「メシヤ!私のためにわざわざすいません!で、どこにそれが…」 これだ、と差し出したのは手。何も乗ってない手。 「これはだな、利口なやつにしか見えない服なのだ」 「成る程!じゃあ、試着しますね!」 速攻信じるのは利口なふりをしたいからではなく、 相手がメシヤだからです、これも通説(違。 「どうです?」 「似合うから帰れ」 どこへ帰れというんでしょうか、 でもかなり不快なモノを見せられ松下はげんなりしてます。 蛙男はウキウキとこういいました。 「メシヤが一晩寝ずに考えたこの服を簡単に脱ぐにはいきません! このまま街に行き、パレードをします!」 流石蛙男、速攻暴走。 不快なものを視線からそらしつつ、メシヤは頷きました。 これで王位は頂いたも同然です! しかし、それをとめる一人の若者がいました。彼は正直者だったのです。 「まってください、蛙男さん!そのまま行くと猥褻罪です!てか変態か痴漢です!」 「誰か佐藤を牢へ」 「ああっ!」 彼は正直すぎたのです。 こうして… 街は急激に寂れました。 fin |
「かぎみや」さんのサイトで4000を踏んで大爆発。 見事頂戴致しました!!! 嗚呼、ありがとうございます! 猛進・盲信で大暴走の蛙男の姿に微笑ましさすら覚えますが このシーンを映像として観たいとは思いませんね。 心から。 非情に愉快な小説をありがとうございました! まさかこう来るとは予想だに致しませんでした、思う存分笑わせていただきました。 誤解の無いように言っておきますが別に私のリクエストした内容は 「蛙男のブツをまろびださせてください!」 とか言うのでは有りませんでした。 一応。 (笑) |