K-KYOの徒然記

ココは管理人のばかたれが日々思ったことなどをつらつらと綴ってます。
しかし基本的に根気がないので毎日更新、と言うわけにも多分行かないだろうな、と。
というか日記じゃありません、日々思ったことを綴るだけです。
更新は特に告知してません。

07年10月31日 寂しいわ、マジで
誰からもなんの説明も求められてないけど、一応。

ペタンク猫

松下猫がやってるこのスポーツを「ペタンク」といいます。
簡単に言えば氷上ではなく地面でやる「カーリング」のようなものです。
地面に置かれた木製の「ビュット」と呼ばれる目標に向かって「ブール」とよばれる金属製の玉を投げてその近さで点数を争うフランス発祥の立派なスポーツです。
もちろんシングルのみならずチーム対抗(ダブルス・トリプルス)でも行われます。
ビュットに近い場所にある相手のブールを自分のブールで弾き飛ばして、その代わりに自分のブールをビュット近くに置くというような技巧もあります。
まさにカーリングですね。
ただカーリングと違って地面さえあればどこででも出来るのが手軽で地味な人気を呼んでいるようです。

ちょっとマイナーすぎてもしかしたら誰にも判らないのではと反省して、多分誰も省みないであろう10月最後の日記に寂しくも説明を入れました。

それより「ペタンク」って名前が可愛いと思いません?
ペタンク。
ぺたんく。

あのマンガはその名前を書きたかっただけなんだ、うん…。
07年10月30日 我が血族の生き様
最近、エアー○○というのが流行っているらしいと耳にしました。
有名どころではエアーギターですとか、エアーバンドやエアーサッカーなんかも聞かれます。

ウチでもバッチリ流行ってます。
それは題して「エアーマギー」。

我が家のアイドル・マギーちゃんは一匹です、でもこの家に住んでいるのは3人です、
一人がマギーちゃんを独占してダッコして、
「ん〜マギーちゅわ〜ん、可愛いでしゅねー可愛いでしゅねー」とナデナデぐりぐりしていると必然的に二人があぶれてしまうわけです。
そこであぶれた者達は致し方なく、何もない空間を抱きしめて、
「ん〜マギーちゅわ〜ん、可愛いでしゅねー可愛いでしゅねー」とナデナデぐりぐりするわけです。

いささか滑稽で、それでいて薄ら寒くなる光景が見たい方は、どうぞ我が家へ。

お待ちし・て・います〜♪
07年10月29日 ジーン・グレイが死ぬほど嫌いなんですけど
酒の飲みすぎで死んだ。
今丁度死後硬直が始まったくらいのところです。

で、よお。
今日初めて「X-MEN」の三作目観たんだけどさあ。
サイクロップスのありゃいくらなんでもないだろー。
コミックスの方じゃ一応主人公なのに出オチとはあんまりな…。
まあ「死んだ!…と思ったらあれはクローンだったとかもしくは何らかの形で生きてました」の大安売りがモットーのX-MENのことだ、どーせ死んだ主要人物全員生き返るんだろ?つか、既に二人ほどは復活してるしなあ。

というか、ローグを使えよ!ローグを!!
X-MENの総力を上げてなんとかしてローグを指一本でもジーン・グレイに触れさせれば一発逆転サヨナラホームランじゃねえか!
ローグ便利、超便利。
まあ、あんな能力が欲しいかといえば全然欲しくないけど、使いようによっては最強兵器じゃないのかしら?誰の能力でも奪えるんだから、一時的とはいえ。

あー、まあとにかく酒で死んでるんで、私も生き返るまでとりあえず黙って安らかな眠りにつきますわ。
次から日記書くケイキョはクローン再生したケイキョ二号ですよー。
07年10月28日 馬用のなら良くて何故?
昨日、夜。
シャワーを浴びていたらシャンプーがないことに気がつきました。
わ、どうしよう、もう髪の毛濡らしちゃったのに…。

そこで目にはいったのがマギー用のわんちゃんシャンプー。

ゴクリ。

これを使ってみようか…さすればマギーのように黒々艶々ツルツルのあの毛皮のような髪に…。
で、結果からいうと、あれな、全然泡立たないのな、ほんとに泡立たないんですわ。
ガッカリですよ、もう。
そのとき実は買い置きのシャンプーが端っこの方に置いてあったのに気がついたんでことなきを得たんですけどね。
以前、馬用のシャンプーが流行った事があったのになんで犬用のじゃ駄目なのかしら??
だってこれを使ってるマギーは黒々艶々ツルツルなのに…。
おまけに仔犬のデリケートな肌にも安心で、その上舐めても害はないってんだから至れり尽くせりじゃないの、なんで駄目なんだよー。(しつこい)

なにがなんだか。
07年10月27日 ★我が愛する妹へ☆
今日は私の愛するリトルシスター・マギーちゃんのお誕生日です。
とうとう二歳だー!!!
人間の年齢にしてみれば24歳の立派なレディーだー!!!

愛しいマギーがこの世に生を受けて二年。
たった二年の間に、この娘は完全に我が家の家族の中心です。

思い返せばあの娘を見つけたその日。
まさに運命の出会いだったかもしれません。
実にもうそのひと月以上前から、パグの女の子を探して各ペットショップを捜し歩いていたのでした。
亡くなった父は動物好きでしたが兄と母は筋金入りの動物嫌いで、私が十数年来、犬でも猫でもいいからペットが欲しい欲しいといい続けてやっと二年前不承不承ながら承諾を得られたその日から私は心に決めていました。
必ずパグを飼うと、そしてそれは絶対に「女の子」がいいと、さらにできることなら器量良しの多い(ケイキョ独自研究の結論から)黒パグがいいと。
そして名前は女の子に相応しい花の名前を取って「マーガレット(マギー)」にすると。

その条件に全て合致するあの娘を見つけた瞬間、私は母に電話していました、とんでもなく可愛いコがいるから今すぐ購入契約しても良いかと。
そしてマギーを正式に家族に迎えたのはおりしも去年の私の誕生日。
マギーは元は私の誕生日プレゼントとして我が家に来たのですが…今では完全にママっ子です。
お姉ちゃん、すこし寂しいわ〜…。

余談になりますがどうして「女の子がいい」と決めていたのかというと、それは以前隣の家に住む従姉妹一家が飼っていたパグがいまして、スタンダードなフォーンの男の子で名前を「ブー助」といいました。その飄々とした性格と愛敬のある仕草で、動物嫌いの母にさえ「犬はきらいだけどこのこは可愛い」と言わしめたその子が男の子だったからに過ぎません。私が飼っている犬ではないとはいえ、我が家の敷地も自由に歩き回らせていましたからそれはもう子供心にこれ以上は無いほど可愛がっていたのでした。

たった6年でこの世を去ってしまったあの愛らしい男の子の思い出を大切にしながら既に時は14年を過ぎました。

同じ男の子のフォーンのパグを飼って、万が一にもブー助の思い出を塗りつぶしてしまうのが怖かったからです。ブー助の愛らしい仕草を、ブーブーという人にとっては奇妙な、それでいて私にとってはカナリヤの歌声もかくやの可愛い声を、あの一挙一動を忘れたくなかったからです。

しかしそれはマギーを迎えて完全に杞憂だったと知りました。
マギーはブー助とは性格が全然違います。
それは同じ犬種ですから「ああ、昔ブー助もこんな仕草をしたなあ」と思うことはあっても決して同一ではありません。
マギーは甘えん坊です、どうしようもないほどの甘えん坊です、そしてかなりの内弁慶です。
ウチの中ではわがままお嬢様そのままに振舞っていますが家族以外の他人や犬をとにかく怖がります。

ブー助はそんなことはありませんでした、いつものんびりとしていて穏かで、食べることが何よりも大好きな…これはマギーも一緒ですが…とにかくあまり執着心を持たないのどかな性格の優しい子でした。

このマギーはといえば常に誰かに身体を密着させていないと気がすまないほどの甘えん坊で、いたずらっ子で、母がとにかく大好きで。
母が出かけようとするのを察知するや、先回りして「こっから出さない!」とばかりに玄関に座り込んでいたりします。
最近ではようやくそう言う事もなくなりましたけれども。
やっと「どんなにがんばってもママは出かけちゃうんだ…」ということが分ったのでしょうか…、それもなんだか可哀相な話ですが。

まずこの二年で大きく変わったのは人間たちの方でしょう。
マギーがまだ仔犬だったころ、足元にマギーが寄ってきてはビックリして足を上げて逃げていた兄は、現在ではふとした瞬間にマギーが心配になり、マギーのいる部屋に駆け込んでは無事を確認すると「可愛いなあ可愛いなあ、どうしてこんなに可愛いんだろうなあ、お前はずるいなあ」などと少々気色悪い猫なで声でほお擦りしています。そして夜の散歩は毎日兄が請け負っています。
そして母はといえば、その昔は手袋なしでは触れなかったはずのマギーをそれはもう愛おしそうにもちろん素手で膝の上に置いて抱きかかえ、「このコは私が産んだんだ!だから私の可愛い娘だ」と少々世迷言のような発言さえするようになりました。
ようするにそれほどまでにマギーをみんなで愛しんで育てています。

このコは体は真っ黒ですがまさに我が家に来てくれた天使です。

家族と一緒にいるのが何よりも大好きだというパグ。
その犬種の特徴そのままに家族に囲まれている時が一番幸せそうなマギー。
この二年間、マギーちゃんは常に幸せでしたか?
お前を見つけた日から絶対に幸せにしてやろうと決めていたのですから努力してきたつもりですが、どうなんでしょうね?ねえ?
マギーは可愛らしい潰れた甘納豆のようなお鼻をフゴフゴ鳴らすだけで答えてはくれませけども。

天国のブー助や、たとえ血の繋がりは無くともこの娘はお前の可愛い妹なんだよ、どうかお前のように早くにそっちに行ってしまってみんなをあんなにも悲しませたようなことがこの娘には絶対にないように、末永く見守ってやっておくれよな。
私はお前の全てを覚えているからね。
世界で一番可愛いパグの男の子はブー助で、
世界で一番可愛いパグの女の子はマギーだと、胸を張って世界に主張するよ。

とにかく、マギーちゃん、二歳のお誕生日おめでとう。
今日の夕食は去年と一緒でお前の大好きなママの提案でステーキ肉だってさ!
喜べ!マギー!!
そして来年も再来年もその先の先のずーーーーーーーーーっと先も一緒にこうやって誕生日を祝おうな。
生まれてきてくれて、そして私たちの家族になってくれて本当にありがとうね、マギー。

お前に一つだけお願いがある、もし今幸せを感じているならその恩返しをして欲しい、
それはずっとずっと健康でうんとうんと長生きすること!
それこそ犬の寿命のギネス記録を塗り替えてしまうほどにね。

マギーに似ているかというと、微妙。

車に貼る為に私が作ったステッカーです(笑)
07年10月25日 機敏にサボり
ぐわあああ!
漫画が全然進んでねえ!!
あれよね、最優先事項があると途端に今まで気にかけなかったものが気になってくるのよね。
えーと、10月までに下書き完了の予定なんだけど今日何日?
そして下書きできたのは何ページ??
自分に対してなめんなと言いたい。



久々、うたきの森に一点追加!もうグロの描き方忘れかけてるよ…。
07年10月24日 パンツ一丁のナイトメア
私の今のベッドは自慢じゃありませんが多少奮発して体反発保温性通気性抜群のマットレスであります。
いや、自慢だね。
自慢だとも。
夏、涼しく、冬、暖かく。

真冬でさえ電気毛布知らずの愛しい私のベッドちゃんです。
ああん。

そして今のような「肌寒い」程度の季節であれば、
冬用の毛布に羽毛布団を装備していますが、それではいささか暑すぎるのでパンツ一丁で乳丸出しで寝てま〜す。
トイレに起きる時、うっかり家族と遭遇する危機感はありますが、それはさておき。
この布団の過剰なまでの温さに対してほぼ裸のうそ寒さが最高に心地よいのであります。
だから私は夏より冬の方が断然好きなんだわ。
パンツは穿かないとさすがに落ち着かないけどね。

ぶっちゃけ全裸はアンダー毛が大量にベッドに落ちそうで嫌なんだわ。

ところで私は真冬でもパジャマのズボンは穿かないで寝ています。
素足で眠る気持ちよさっていいですよね?
でも足先が冷えるから真冬は靴下着用です。
なんとおマヌケな姿だとは思いますが本人がよければそれでいいのだ。
でしょ?
07年10月23日 オールドレディ意地を見せる
コンピューター上で一から絵を描くとか無茶ですやっぱ。

顔が斜め向きの絵を描こうとしてたらいつの間にか描いてる本人の首も曲がって痛かったです。
よく考えてみれば真っ直ぐ描いてあとで線画を回転させりゃいい話じゃん。
そう言う事も思いつかん、年寄りに無理やらすなって感じ。

ハイハイ、下書きで断念ですよ。
でも悔しいから載せる貧乏根性
07年10月22日 積年の駄菓子
私はついに20年来の怒りを爆発させた。
兄に対して。

「お前は!お前は昔、そうあれは小学校の頃、フライドポテト(冷凍)は太いヤツの方が好きだと言っていたじゃないか!!私は本当はマックのポテトのような細いヤツの方が断然好きだったんだ!!なのにそういうからずっと我慢してやっていたのに、今更になってなんだ!?細い方が好きだっただと!?そんなことをいった覚えは無いだと!?ふざけるな!!」

と。
すると兄も反論した。
「確かに昔はそう言ったことがあったかもしれない、それは認めよう、同じ一袋でも細い方は190g、太い方は200gで10g多い分得だと思ったからだ、しかし人は変わるものだ、今は違う」

と。
今更になってそれはないだろう、いやだがそう思っていたのははるか昔のことだ、云々と言い争っているうちに兄の憤りの矛先は今度は母に向いた。

「だったら俺も言わせて貰う!俺はチョコボールはピーナッツの方が好きだったんだ、なのに『長持ちするから』という理由でいつもキャラメルの方を買い与えられたんだぞ!」

と。

げに恐ろしきは食い物の恨み。
至極、低レベルなことで言い争った平和な日曜日の午後でした。
しかし私も兄もとうの昔に成人しているんだけどな…つーか兄に至っては既に三十路も超え…。
07年10月21日 単独事故のバラード
ウチの車庫は玄関の門柱の目の前にあって、
ついでに車の後ろに原チャリが置いてありました、他に置くところが無かったからです。
しかし最近になって家の横に置いてあった無駄な倉庫をやっと処分した関係で、原チャリの置き場所をそっちに移すことが出来ました。
今まで車の真後ろに置いてあった関係で車庫から出そうとして車をバックさせる(車庫の構造上縦列駐車状態にならざるを得ないのです)とうっかり原チャリにぶつかってしまい、なぎ倒すこと数十回…。
哀れ、原チャリは片方のミラーが折れて擦過傷まで付いてボロボロに…。

しかしもうその心配はなくなったので、本日、会社の一泊旅行から帰ってきた母を迎えに車を出すことになり、
「ああー後ろにバイクがないから広いぜ〜」と調子に乗って車をバックさせたら今度は門柱にゴン。
…広くなったと思って気が大きくなったのが敗因でした…。

…昔、父が車をバックさせる時よく言ってました「大丈夫大丈夫、ぶつかれば音がするから」と。

そうですね、音がしたからよく判りました。
まさかこの広さで接触事故やるとはな…。
これを肝に銘じて決して油断する事無く、これからも前向きに走って行きたいと思います。
バックすると必ず何かに衝突するからあくまで前向きに。
07年10月20日 今日も唐突に小文などを


【 少なくとも、3年の後 】



「なあ、お前、確かピアノ弾けるんだろ?何か弾いてくれよ、パッヘルベルのカノン以外で」
月明かりに照らされたほの明るい部屋で、上蓋を閉じたグランドピアノの上に腰掛けながら松下が佐藤にねだる。
それに対して佐藤が一瞬きょとんとした表情になった後、困惑に眉を寄せる、彼がピアノを習っていたのは遠い昔の話だ。
「そうはおっしゃられましても…本当にあれくらいしか弾けないんですってば…」
「謙遜するなよ、前に一度聞かせてくれたよな、少なくとも、あれだけの技術を持っていて一曲しか弾けないなんてことはあるまい?」
松下が半ば強制するように促す。
「…うーん…本当に久々だからまともに弾けるか判りませんよ、それでもいいなら…」
「うん、それでもいい」
「メシアがそうおっしゃるなら…でも、多少のミスは勘弁してくださいよ」
佐藤が苦笑しながらピアノの椅子に腰掛けて蓋を開き、被せてある上布を取ってそれを譜面台の横に置いた。

佐藤の長く形の整った指先が鍵盤の上で驚くほど滑らかに動き、美しいがどこか物悲しい旋律を奏でる。

「…ラクリモーサか」
「ええ、レパートリーが少なくて申し訳ない、カノン以外にあと真っ当に弾けるものといったらこれくらいしかないもので…」
佐藤がすまなそうな苦笑を浮かべ演奏を続ける。
「綺麗だとは思うがレクイエムは物悲しげだな…、なにか明るい曲は弾けないのか?」
松下が小さな身体をピアノの上に横たえ、肘杖を付きながら催促する。
一旦、佐藤は演奏を止め、自分を見つめる松下に眼を合わせると一つ悪戯っぽい笑みをこぼし再び鍵盤の上に目を落として今度はかの有名な『ねこ踏んじゃった』を軽快に奏で始めた。

「おい、ふざけるなよ」
松下が文句をつけながらも笑う。
「明るい曲を、とのご所望でしたので」
佐藤も笑いながら言い返す。
07年10月19日 今日は唐突に小文などを


【 ピアノーラ 】



初めて奇妙な「お坊ちゃま」にお目どおりがかなった日の夕刻。

たいした荷物もなかったので片づけが早くに済んでしまいヒマを持て余した佐藤は古めかしい別荘の中を視察の意味も込めてうろついてみた。
ふと、窓の外に離れの納屋が見えた。
無論あの社長令息の根城になっている怪奇極まる離れとは別のものだ。
なんとなしに外に出てその納屋に近づいてみた。
窓はあるがカーテンに遮られ、中は見えない。
よもやここにも誰か住んでいるわけでもないだろう、窓の枠や扉の取っ手に付いた錆びや埃は長いこと放置されていた証だ。
それはほんの興味本位だった。
開く訳はないと思いながらもその離れの小屋のドアノブを捻ってみた。
すると、意外なことに鍵はかかっていなかった。
そっと中を覗いてみる。
大きめの窓を厚いカーテンが仕切っている所為か薄暗くて判然としないが、中にはなにやら古い書物が山積みにされていたり壁に見たこともない武器のようなものが飾られていたり、中世ヨーロッパの騎士の甲冑が置いてあったりと物置にしては探検心を擽られるものが乱雑に放り込まれていた。
中に入ろうとして一瞬迷った、室内の床は埃が積もって酷く汚い、だからといって絨毯敷きのこの小屋に土足で踏み入るのもいかなるものか…。
少しの間迷った末に決心して靴を脱いで部屋に上がった、後で靴下はすぐにでも洗濯に出さなければならないだろうなと思いながら。
室内の空気は篭っていて黴臭い。
佐藤は触っただけで埃の舞い上がりそうなカーテンを指先で摘んで一思いに開け、ついでに錆び付いて多少力のいった窓も開け放した。
室内に光が入り、埃が吸いだされ、ここに押し込まれた奇妙にして物珍しい数々の品がハッキリと浮かび上がる。
あそこにあるのはもしや印象派初期の絵画だろうか?それに近代に飾り物として作製されたとは思えない重厚な雰囲気をもつ鎧がある、それから先ほども見た大量の書物の類は別として、いかにも歴史のありそうな大小の石像が数点、さらには見たこともない文字の刻まれた石版のようなもの…。
そのどれもが美術館であれば目玉を飾りそうなものばかりであった。
しばらくそれらを物珍しげに見回していた佐藤だったが、ふとあるものに目が止まった、一見ただの古い型式のピアノのようだったが何となくそれに惹かれるものを感じた。
埃の積もった蓋をそっと開け、軽く鍵盤を叩いてみる。
案の定、調律の行われていないそれは多少こもった音を立てた。
何気なくピアノの横に目をやると、そこには北欧のヴァイキングが使っていたようないかめしい刀が立て掛けてあった。
今度はそれを手にとって刀身を抜き出してみる。
やはりそれは刃入れの行われていない模造刀だった、だがその形状はいかにも荒々しい異国の戦士を髣髴とさせるもので、佐藤は鞘をピアノの鍵盤の上に置くと、少年心が擽られたのか、その剣を手にして昔、映画で見たような剣術の真似事をしてみた。
見様見真で剣を振り回して見得を切るようにピッと腕を伸ばし切っ先を先ほど入ってきた扉の方向に向けてちょっと芝居がかった表情を作る。

「それは13世紀の本物のヴァイキングの刀ですよ、もっとも海の底から引き上げられたものだから刀身は後から作られたものだけど」

その切っ先の先に立っていたのはいつの間に入ってきたのか、今日紹介されたばかりの社長令息一郎少年だった。
突然の来訪者にビックリしたのはもとより、いい大人が一人でチャンバラの真似事をしていたこととそれを見られていたことに佐藤の顔が赤くなった。
気まずさと恥ずかしさに慌ててピアノの上の鞘を取り刀身を元に戻して刀を元あったところに置いた。
「あ、す、すみません、ちょっと面白いモノが沢山あったので…」
しどろもどろになりながら言い訳になっているのかいないのか判らないような言葉を口にする。
しかし一郎少年はそんなことには一切興味がないといった風情でこちらに歩いてきて佐藤の横を通り過ぎ、ピアノの前に立った。
「これは1913年にベルギーで作られたピアノーラ(自動演奏ピアノ)です」
特に感情を込めない口調で言うと、一郎少年はピアノの下に付いていた無数のレバーの付いた箱のようなものに手を伸ばし、その幾つかのレバーを手際よく操作した。
そしてピアノの前面に付いた蓋を開けると中に入っていたピアノロールを定位置にセットして蓋を閉じた。
すると、先ほどまで死物だったピアノに鞴から空気が送られて動き始め、鍵盤が勝手にへこんで、多少調律が狂っているものの、規律正しい旋律を奏で始めた。
「…へぇ…」
佐藤は短い感嘆を漏らした。
ピアノーラの存在を知らない訳ではなかったが実物を見るのは初めてだった。
電力で動かしている訳でもないアンティークな自動演奏ピアノがこんな軽やかな演奏をするのを多少の感動を持って見守った。
やがて短い演奏が終わると一郎少年は再びレバーを操作してそのピアノをまた死物に変えた。
「ここにあるのはガラクタばかりですよ、興味がおありなら好きにいじって結構です」
こちらを見もせずそういうと踵を返して部屋を出て行こうとドアに向かって歩き出した。

そのとき、一郎少年の背後から有名な「パッヘルベルのカノン」が聞こえた。
それはあのピアノーラの音だったがあれの演目にそんな曲は組み込まれていない、奇妙に思った一郎少年が振り返る。
するとあのピアノの前でそれを奏でているのは佐藤だった。

「…今はこれくらいしかまともに弾けませんけど」

長いことピアノから遠ざかっていたことをうかがわせるようなことを言いながらも佐藤の長い指が鍵盤の上を軽やかに滑る。
一郎少年はその多少調律の狂った、それでも見事な演奏を黙って聴いていた。
演奏が終わると佐藤は「お粗末さまでした」といってなんともつかない曖昧な笑顔を彼に向けた。
それに対し少年は全くの無表情だった。
少年の反応にまたも何となく気恥ずかしさと居心地の悪さを感じたのか、
佐藤は一郎少年から眼を逸らし俯いてピアノーラの蓋を閉め、意味もなく蓋の上の埃を軽く掃ってみたりした。

「…やっぱり、血の通った人が弾いたものの方がいい音ですね」

その言葉に一瞬きょとんとして少年の方を振り見た佐藤だったが、それは一応褒められているのだと判り、再び俯いて照れくさそうに指先で顔を掻いた。
一郎少年はそれだけ言うと、今度こそ振り返りもせず部屋を出て行った。

後で気が付いたが一郎少年は靴を穿いたままだった。
07年10月18日 みなぎる尿漏れ
最近。
日記にしてもWeb柏手のお返事にしても、更新するさい、物凄い緊張感を抱くケイキョです。
なんか「本当にこれをUPしてもいいのか?後悔しないか?」というような…。
なんだろう?

ところでですが、最近、寄る年波というやつなのでしょうか?
ちょっとでもトイレを我慢していると、ホンの一×××××××××××らしき後がおパンティーに見られます。
えーと、何かのCMで「女性の約40パーセントが×××です」とか言ってたような気が…。
でも女性いうても子供から老人までを含めた数でしょ?
どうせ高齢者とかそういう人ばっかなんでしょ?と思っていたのですがもしかして違うのかも?
ああ!このままでは××××ートやハル×××のお世話に××××××××××××。


うああ!駄目だ!!
なくす物など何もないとおもっていたこんな私でもまだ捨てたくない最後の恥辱はあったのだ!
だってだって、まだ一応は20代花の独身女性なんだもの!
ちゃんと書けないっ!書けないわーっ!!!
07年10月17日 地上の星
私がヒマになると覗いてる拷問小説サイトさんがあるのですが。

お世話になっておいてこんなことを言うのはナンなのですが。
このひとの拷問小説はどうにもこうにも…導入部分まではとても面白い。
ようするに起承転結の起の部分ですね。
なのに一旦肝である拷問シーンになると、毎回拷問される女性の反応がまったくといっていいほど同じで、叫び方もまるで判を押したように変わらないのであります。
実際コピペして使っていることもままあるらしく、時々許しを請う相手の名前があからさまに間違ってたりするし。それこそ、いちいち話ごとに登場する女性が違う必要があるのか?と思うくらいに変わり映えしないのです。

それならいっそもう長々しく毎度代わり映えしない拷問シーンなどやめて導入部分にだけ力を入れて欲しいと思ったりしてしまいます。
おまけにこの人はたまーに書かれる拷問以外の文章の方が断然面白かったりする。
しかし世の中上手くはいかないもので、この作家さんはあくまで拷問小説を書くのが好きなのです。
でも正直見てる側の意見としては拷問小説家としての才能はないと思うのです。
だがそれ以外の本人曰くところの駄文という名の雑文は誰の目にも才能に満ち溢れているのです。


なんだかすごく惜しいものを見ている気がしてならない今日この頃であります。


…。
ふと思った。
私は絵は唾を吐きかけたくなるほど下手糞だし、斬新な構図やアイディアなど産出できる脳ではないし、文章も書いた紙でケツを拭いた方がまだ役立つくらい才能がない。
でも、でも、こんな私でも、もしかしたら上記の作家さんのように意外なところに才能を発揮するかもしれない。
私の中にキラリと光る才能の原石はどこに眠っているの?そしてそれは何の才能?

案外、自分を卑下する才能だったりしてな。
自分を卑しめる言葉なら千や二千は軽く出てくるし。


※もしこの作家さんに心当たりがある方がいてもそれは心にしまって置いてください。
 「毎回同じ反応、同じ叫び」だけで特定されてしまうかもしれない危険性がある…。
07年10月16日 才能、なし
携帯購入して丁度一週間…通話着信、一件もなし…。
くっ…。
人望がないにも程があるケイキョです。

いつもそうなんですけど、漫画って描き始める前までは「よし!これでいくぞ!」と思うんですが、
いざ描き始めると一体何が面白くてこんなストーリーにしたのか分らなくなります。
今丁度、「わし、何が面白くてこんなの描いてるの?見せ場どこよ?」って気分です。

私の悪い傾向なのか、
あるいは本当につまらないのか…。

【ゲロ吉さまへ】
返信はいらぬよ、と申されましたが、嬉しかったので一言お礼を言わせてください。
後でメッセージをじっくり読み返して「もしかしたら…これか?」とあたりをつけてましたがアタリでした!やっり!エクスクラメーションマークのつけ方で推測しました。
つーか、ミュンヘン行ってみ?とか軽がるいわんでくださいw
わたしゃドイツ語はおろか英語はマジ、中一以下で知識終わってますし、日本語でさえこの通り不自由な有様なんですから。
英語で使徒ズ見れば分るでしょ?お願いですからあれちゃんとした英文に直してくださいよ〜、この通りです〜。
とにかくメッセージありがとうございました。十分喝がはいりました。
願わくば、一度貴女のような方とゆっくりお話しがしてみたいです。
07年10月15日 眠むむむむ…
佐藤ちゃん
彼女は疲れているようです。
少し眠らせてやってくれませんか?
そう、少しの間でいいんです。
07年10月14日 少しの矛盾と真実と
のどかな日曜日の朝。
ゆったりとモーニングコーヒーなんぞを飲みながら、お気に入りのバスローブに身を包み、
ふと、私室の出窓から外を眺めていると…。

うおっ!
救急車が来た!止まった!どこだ!?
うちの一歩手前だ!!
隣か!?隣の家の底意地の悪い爺&婆か!?
マジか!?やった!!
とうとういったか!?
どっちかがくたばったのか!?

と、思わず興奮して身を乗り出して観察してたら…残念〜、救急隊員は別のところへ。
チッ!!

そのまま見ていると向かいのアパートから口をタオルで押さえた顔色の悪い女性が旦那さんらしい人に支えられて救急車に乗り込んでいきました。あらら…、何があったか知らないけどお気の毒に…大事に至らないといいですね…などと心から祈りつつ。

そしてとりあえず母に「なんか隣の家の前に救急車が止まってるよ」と報告したら、
「あの爺婆か!?」と嬉しそうに身を乗り出したので、
「ううん…残念ながら…向かいのアパートだったよ…私も期待したんだけど…」と悲しい報告をせざるを得ませんでした。
期待を裏切るのは私も辛かったけど…。

というわけで、我が一家がもンのすごく嫌っている隣の家の金持ち爺&婆。
ウチの人間は身贔屓もありますが極端に人を憎んだり嫌ったりしない人種なんですよ、
でもこの爺&婆は別。
ドすげえ正確悪ぃーの。
ところ構わず毒を撒き散らす典型的なDQNなの。
なんせ同居してた息子夫婦でさえ、孫を連れて逃げ出して現在行方知れずなくらいの強者ですから。
近所中でも評判の憎まれっ子、だから世にはばかっちゃうんでしょうけどね。
小さい頃は隣のお孫さん達とは年齢が近かった所為もあり仲がよく、一緒に遊んだんですが。
普段真剣に人を憎まない母でさえ、隣に救急車が来てると言ったら小さくガッツポーズを決めたほど。
うん。
他人の不幸を願うのは良くないことですよ。
出来れば私たちだって誰も憎まず温和に生きて生きたいですよ。
でもあいつらだけは許せねえ、正直一日も早く隣の家から腐臭が漂ってくるのを楽しみに待ってます。それくらい、あいつら、嫌い。
見ていて気分の悪くなる日記になったかもしれませんが事実は事実です。
とにかくお隣さんを見てて思うのは、人間、底意地の悪さは隠しきれないし歳をとると顕著に顔に出ます。他人に嫌われず、棘を出さず、むやみやたらに毒を吐かず、とにかくあんなふうにならないよう人生送りたいものだなと反面教師にしつつ。



でも、あの救急車、期待させやがって…ちくしょう。
07年10月13日 犬め!
今日は原チャリで踏み切りを渡り切ったところで、運悪く警官に呼び止められてしまいました。
免許の提示は求められましたが別に切符を切られたわけではないのですが。

呼び止められたのは踏み切り前での一時停止をしなかったから。

そりゃあ悪いことをしましたよ?決まり事的にはね。
でもなんで国家権力ってのはあーゆーネチネチとした物の言い方をすんでしょうね?
一言「踏み切り前は一時停止!」って言やぁ済むのによ。
だいたいのらくら走ってる原チャリほど邪魔なものはねーんだよ!!
原チャリってのはいつなんどきに於いてもさっさと邪魔にならなんねーように動くのが誰の為でもあるんだよ、タコ。
禿げて死ね。
07年10月12日 貴様何様
ああん。
久しぶりにサバゲーがやりたいなあ…。
友達の彼氏にサバゲマニアがいるけど…彼とはあんまり親しくないしなあ。
頼み込めば参加させてくれるかもしれないけど、今もやってるんだろうか?今度聞いてみよう。
ところでメイド服やセーラー服での参戦はOKなのだろうか?

…いえ、なんとなく…。

こういうときかえすがえすも残念なのは、今を遡ること数年前、6歳年下のサバゲーマニアの彼氏を振るんじゃなかった、ということです。
キープしておけば銃器も色々借りれたし軍オタ知識も豊富だったから色々聞けたのになあ…。

ごめん、○○君、私、今、後悔してる。
貴方は使えたのに。
色々とな。
07年10月11日 ツンデレってまだ通用しますかね?
ウチの母はツンデレです。

月に一度の定期健診の為に愛犬マギーちゃんを病院に連れて行くときなど、
マギーちゃんに対していつものように「かわいいの?かわいいの!なんでそんなにかわいいの?どうしてそんなにかわいく産まれちゃったの?」などとアマアマな言葉など一切かけず、ただ沈黙したまま家畜に対するような態度を貫き通すのですが、
一歩病院の外に出ようものなら「終わったねーよかったねーマギちゃんえらかったねーおお可愛い可愛い」と態度が一転します。
人前では恥ずかしいから、と申しております。

ツンデレです、ツンデレだと思います。

そんな母が「マギーはファルコン(大昔のファンタジー映画『ネバーエンディングストーリー』に出てくる気の優しい犬みたいな顔のドラゴン 原作ミヒャエル・エンデ)に似てるー」というので、
マギーの上に跨って「めいくびりーばえぶりうぇぁ♪ひーどぅんいんざらいん♪りとぅんおんざぺーじず♪いずぃあんさーとぅーあーねーばーえんでぃんすとぉーりー♪」とド音痴に歌っていたらとても嫌がられました。
マギーに。
以来跨ろうとすると一目散に逃げます。
いーじゃんかよー別にー。
それとも私の歌が聞くに堪えなかったか。

それにしてもアトレーユは美少年だったなあ〜。



Hello! My name is Sato. Sato My name is Frogman.Frogman


Third How are you?
First We are messiah's apostles.
Third The apostle's work is to defend the messiah.
First It is exactly an important task.
Third It is necessary to explode voluntarily at times.
First Please stop the lie.
Third Moreover, the body that can endure the attack of the nuclear missile is necessary.
First You are liar!
FirstSee you again !Third
07年10月10日 体よ育て
昔ぁ、10月10日っつーたら体育の日だったんだけどなあ。
ノスタルジーに浸るケイキョです。

明日は新しいコンタクトを買いに行く予定です。
昨日は新しい携帯電話(裏日記参照)で明日はコンタクトレンズか、ずいぶん豪遊してんじゃじゃねえかオラオラと思われるかもしれませんが、携帯はさすがに限界の古さだったし、コンタクトも本当は一年前に交換してなきゃいけなかった代物なんスよ。

もうボロボロ、明らかにこのコンタクト端っこが欠けてるしよぉ…。
こんなの付けてたらまた「目がアホみたいに傷だらけで視力測定不可能ですよバカ、おとといきやがりませカス」って言われちゃうよう。

ていうか、もしかしたら本当に今回もそういわれて追い返されるかも…ドキドキ。
07年10月09日 小バエに哀悼

名前なんつったっけ?
こないだ買って来たこれにですね。
小バエがかかるのを毎日楽しみにしているわけなんですけれども。

よく考えてみたら、夏も終り、
もう小バエもあんまり発生しないんだよね…。


【妄想駄文・佐藤さんのいる一日】


「あーあー!もう、なんですかこの台所は!!めちゃくちゃじゃないですか!!」
きょうは朝一番、元気な罵声がこだまする我が家。
昨日39.8℃もの高熱があったくせに僅か一日で復活。
母…もとい、主夫は強しと言ったところか。
「なんで洗濯物!服の肩に洗濯バサミを付けるかなあ!?これじゃ肩が尖ってへんな形になっちゃうでしょ!!普通は裾に挟むの!!」
そうでしたか…あいすみません、初めてやったもので…。
「あああ、もう、こんなに鍋焦げ付かせて〜…これ、ちょっとやそっとじゃ落ちませんよ!」
それでも一生懸命やった名残なんです、どうか許してくださいよ…。
朝から怒り心頭で駆けずり回ってらっしゃいますが、それでも回復してくれてありがたいのは我々です。お小言は甘んじて受入れますとも。
「…まあ…しょうがないですよねえ…二人とも、慣れない仕事なのによくやってくれましたからね…」
おお、山の神からのお許しが出た。
「昨日はスミマセンでしたね、急に寝込んだりしちゃって」
いやいや、元気になってくれて何よりですよ、正直、君の偉大さを思い知りましたから、昨日一日で。
メシアも「来年の『母の日』にはなんかすべきだよな…」と呟いてらっしゃいましたから。

なんか気が付けばいつの間にか君は我が家の『母』的存在になってしまっているようです。
ありがたいのは確かです、体調を崩したりせず、いつまでも元気でいてくださいね。
とか、思ってたりする。

口には出さないけど。


End
07年10月08日 鬼の霍乱
食欲も無ぇ。

どうも昨日からやけにくしゃみ鼻水が出ると思ったら…。
今朝から猛烈に頭が痛くて寒気がしてどうしようもありません。
寝てます。



【妄想駄文・佐藤さんのいない一日】


「辛そうだな、大丈夫か?」
俺が声をかけると熱の所為か幾分虚ろで潤んだ目をゆっくりこっちに向ける。
「…すみません、夕飯までにはなんとか…」
全くといっていいほど覇気のない声ですまなそうに言う。
「馬鹿、そんなもんはどうでもいい、今日は一日ゆっくり休んでろ、飯くらいいざとなれば店屋物でもなんでもなんとかなるわい」
…とはいうものの、はっきりいって洗濯物は山と溜まってるし、洗い物もしかり。
こいつに栄養を摂らせてやろうとメシアと共に台所に立って粥を作ろうとしたが普段やりなれないことをしようとした結果、食器三枚が割れ、粥は炭化、たった一日掃除をしなかっただけで普段塵一つ落ちてない廊下にはホコリやらなんやらが点々と散ってさながら天の川のようである。
メシアは感染すといけないからといってこの部屋には近づけないようにしているが…。
今更ながら縁の下の力持ちというか、普段裏方作業を一手に引き受けてくれていたコイツの力の大きさをメシアも俺も痛感する一日となった。
メシアがご自分で淹れたコーヒーはアメリカンすぎていかんともしがたかったし…。
というよりもまずコーヒー豆のありかを探すのにさえ20分はかかったのだ。
レトルトの粥と買って来たおかずと桃缶とオレンジジュースではちょっと申し訳ない気分だ。
かくいう我々も、出前で夕飯を済ませることになりそうではあるが。
なんだか情けないな、我々も。
「…もう寝ろ、風邪には休息が一番だ、何も心配せんでいいから」
精々普段かけない優しい言葉をかけてやるしか出来ないというのもなあ…。
「…ありがとうございます…」
それでも嬉しそうに笑ってくれると、まあ、こちらとしても風邪の時くらいは優しくしてやるべきだと思うわけで。
額の濡れタオルを取り、手を当ててみるとかなり熱い、こりゃ今日明日でなんとかなりそうに無いな…。
もう一度タオルを水で冷やし、絞って額にかけなおす。

「…優しいなぁ…」
「これくらいで感謝されてもな」
「メシアはどうしてらっしゃいます?」
「心配してるぞ、早く元気になれ」
「はぁい…」
「もういいから早く寝ろ」
「はい、でも…貴方はそこでなにしてらっしゃるんですか?」
「いや…ほら、病気の時は心細いだろ?しばらくここにいるからして欲しいことがあったら何でも言え、それとも寝るのに邪魔か?」
「…そうじゃ…ないですけど…なんか…変」
「悪かったな」
「…でも、うれしいなあ、たまには、こんなの、もいいかも…」
「お前に早く治ってもらわないとこっちが困るんでな」
「え?」
「なんでもない」


End
07年10月07日 CUBE 家
私がこないだ「CUBE 2」を見てたときのこと。

冒頭の分解酵素かなんかで人がドロドロ溶けるシーンで、
母に「気持ち悪いからこんなの観たくない!」といってチャンネル変えさせられたのです。

なのに数日後にはそんなことはすっかり忘れて、
「昨日確かCUBE 2とかいう映画を途中から観て途中で寝ちゃったんだけどラストどうなったのかしら?」
などといけしゃあしゃあと抜かしよるので腹が立って、

「ああ、あれ、全滅全滅、全滅エンドだよ」

ととりあえずオチから教えてやりました。

(注・ケーブルTVでは同じ映画ドラマが腐るほど繰り返しやっているのです。)
07年10月06日 盗んだパジャマで眠りだす
今年2月に母の故郷である、日本の秘境・青森県は弘前市に母と二人で行ったときの事です。

母の実家である『中○もやし店』は基本的にもやし工場なので住居スペースが狭いんですね。
泊まれないことはないのですが私たちは遠慮して弘前駅前にあるスー○ーホテルという日本のB&Bのようなホテルに泊まりました。
二人部屋で一泊朝食つきで確か3500円くらい?
とにかくメッチャ安いのです。

で部屋はというと二人部屋でこんな感じ↓
2名様・一泊朝食つきで3490円!
下がセミダブルで上がロフトベッドになってます。

私は面白そうだったので上のロフトで寝ましたがなんだか寝台列車みたいで気分がよかったです。
おまけに用意されたアメニティもこれが思いのほか至れり尽くせりで、
テレビも観れるしノートPCを持ってれば使えるし、なにより値段が値段なので文句なしでした。
その上、弘前のは唯一温泉まで付いてるんですからもうケチのつけようがありませんわ。

で、こんなB&Bにも一応「部屋着」がついてまして、
それが下手に着崩れてしまう浴衣じゃなくて簡素ながらもパジャマだったりしたわけですよ。
で、これをですね、いたく気に入ってしまいましてね、
実は一枚持って帰って来てしまったんですよ。

母も気に入ったそうで、本当は欲しかったらしいんですがさすがに3500円で泊めてもらっておいてパジャマまで盗んでいくのは気が引けたそうでして…。
あとでそれを聞いた兄にも「いくらなんでもそんな非道なマネは…」となじられてしまいました。

まあ、持って来ちまったもんはしょーがねー訳で。
涼しくなってきた昨今、重宝させていただいてます。

まあ確かに朝食もそこそこ美味しかったし、あの値段でパジャマまで持っていかれたら商売あがったりかもねぇ…。
というわけなのでケイキョ以外はやらないように!

あとこの話はフィクションです、といっておく。念のため。
07年10月05日 卵丸呑み
うおっ!
超ラッキー!!

思っても見ないところから臨時収入が×万円ほどあった。
ヒャッホー、ついてるなあ!!

これでイグニスの新作基礎化粧品が買えるどー!

さすが巳年生まれの新蛇使い座の生粋蛇女。
正直、これまでの人生において金で苦労したこと無ぇっすのよ、ホホホ。
07年10月04日 ファミリーカーのファンタジー
なんか今日は微妙に暑いなあ!!

今日は車検に出してたマイカーであるマヅダのデミオが帰ってくる日です。
しかし、車検中に代車として借りてた軽自動車ダイハツ・タントの方がなんか気に入っちゃったんですけどどうしようかしら?
だってこの車、色は綺麗なロゼだし軽のクセしてめちゃめちゃ中広いし、
そりゃまあ普通車に比べたらパワーは劣るけど私はそんなに遠出する性質じゃないし軽で十分っちゃ十分なんだよね。
ああ、金さえあれば…。
中○自動車さん、私のデミオとこれ、交換しません?駄目?あっそ。

男の横顔

あー、それにしてもデューティフリーで32$で買ったロイヤル・コナコーヒーはマジうめえ。
蛙男さんと一緒にマッタリと飲みたいなあ…。
07年10月03日 15の夜に使徒ズ
佐藤さんです☆佐藤ちゃん 蛙男さんです☆蛙君


佐っちゃん 二人はお年頃でーす。
けろりん 誰がオルセン姉妹じゃ、つーか俺ら二人ともすでに中年の領域に達してるんだがな。お年頃て。
佐っちゃん めっきり涼しくなりましたね、つか、10月に入ってやっとか!って感じもしますけど。
けろりん ところで質問が来ているようだがちゃっちゃと進めないか?
佐っちゃん ああ、そうそう、そうなんでした、ええと「普段のメシアに望むことを聞いてみたい」とのことなんですが。
けろりん メシアに望むこと?俺は特にないな、むしろメシアから学びたいことならあるが。
佐っちゃん あのねえ、蛙男さん、お忘れになってません?メシアの頭脳や精神年齢は高くとも身体年齢は若干8歳なんですよ?それなのにカフェイン中毒だわ寝る時間は不規則だわ偏食ばっかだわ一応学校に籍を置いてるのに行かないわで生活において改善してもらいたいことは沢山ありますよ。
けろりん う、そ、そうだな、確かに忘れがちだがお身体についてはもう少し気を使ったほうがいいのかもしれんなあ…。でも学校はどうでもいいだろう?今更学ぶことなんてないんだし。
佐っちゃん わかってないな〜、学校というのは何も勉強だけを学ぶところじゃありませんよ、例えば人間考察、人間同士の関係や心の繋がりってのは心理学や人間学の知識だけでは補いきれないものでしょ?100人いれば100人全員それぞれ個があって考え方も趣味嗜好も全然違うんだから、それを知るには他人と実際に関わって色んな経験を経て身体で学ぶのが一番じゃないですか。
けろりん むー…言いたいことは解らないでもないがあの方がそんなもの経験する必要があるかなぁ?
佐っちゃん 必要ありますよ、だって絶対メシアって女子の「スカートめくり」やったことないでしょ!
けろりん それが人生の何の役に立つっちゅーんじゃ!!
佐っちゃん えー!絶対今やっとかないと大人になってから後悔しますよ!!だって例えば今私が女の人のスカートめくったら「もう!佐藤君のエッチ!」じゃ済まされませんよ、逮捕ですよ逮捕!でも今のメシアならば「もう!松下君のエッチ!」で済まされる!これはすごいことですよ!!
けろりん お前はアホか。
佐っちゃん 何がアホですか、私なんて小学生の頃はえらい内気な少年でしたからね、もっぱら調子のいい男子がやってるスカートめくりを横目で盗み見て御裾分け頂くことしかできなかったんです、正直後悔しています。勇気をだしてやっときゃ良かったって。
けろりん やっぱりアホだ、女子の股布なんぞ必死こいて拝んで何がそんなに嬉しいか。
佐っちゃん えっ!?蛙男さん嫌いですか!?女子の人の股布!
けろりん い、いや、決して嫌いとは言わんが…なにも「絶対必要」なことに上げるほどでもないだろう。というかそれって単にお前が欲求不満なだけじゃないか?
佐っちゃん 今更小学生の女の子のパンツなんか見たいと思いませんよ?
けろりん いや、そうじゃなくてだな…なんか完全に話が逸れてきたな〜なんでお前と話しているといつもおかしな方向に進むんだ?
佐っちゃん それに山道に落ちてる湿ったエロ本を男子数人でこっそり回し読みとかもしてないでしょ?それに肝心な「初恋」はどうしたの?ちなみに私の初恋は確か丁度小学2年生くらいの時だった気がする、その娘のことはやっぱり今でも覚えているし、そういう思い出って良くも悪くも経験しておくに越したことはないですよ。役に立つかどうかじゃなくて魂の成長とでもいうのか、私個人の考え方としては人は一気に大人になれるわけじゃないと思うんですけどね。確かにメシアはそこら辺の天才児とは次元が違うかもしれませんけど、それでも頭でっかちになっちゃいけないと思うんですよ。あと15歳になったら盗んだバイクで走り出さなきゃいけないし経験しなきゃいけないことは山積みですよ。
けろりん 盗んだバイクって…本当に必要なのそれ??
佐っちゃん セオリー通りなら。あ、でも私はそれはやったことがなかったなぁ。
けろりん どうりで真っ当な大人じゃないわけだ…。
佐っちゃん それどういう意味よ??
けろりんそれではまた佐っちゃん
07年10月02日 勝手にショタっ子決定
昨日は私の相棒である原チャリがくたばったので修理に出したところでした。
だいぶ前からエンジンが急に止まったり、走ってる最中に妙なパワーダウンをしたりと芳しくなかったのですが数日前からウンともスンともいわなくなっちゃいまして…。
動かせもしないから近所のバイク屋に電話してわざわざトラックで取りに来てもらいました。

何日かかかるのだろうと思っていたらその日の内に「修理完了」のお知らせが来たのでノコノコ行ってみたら、
「状態が酷すぎる、とりあえず走れるようにはしたけど直したい箇所を上げたらきりがない」
と、なぜかこっちは金を払う立場なのに小一時間ばかりこってりと絞られてしまいました。

まあ確かに数年前購入してからメンテナンスらしいメンテナンスなんてかなり初期の段階でタイヤがパンクしたのを修理してもらったついでにやって以来だもんねえ…。

スマンな、私の足にして相棒の黄色いHONDAのTodayよ。
これからはもう少し面倒見てやるからね。
なんせウチは山の頂にある家だからバイクや車がないとどこへも行けんのよ。

で、バイク修理のおっちゃんに散々絞られた後、帰宅したら…。
まあっ!
んまあっ!
門のところにヤモリ!!
可愛い小さなヤモリちゃんがいるじゃありませんか!!!
ん〜、見えにくいかな?
やーだー☆
かーわーいーいーン。
ウチは山奥にあるけどなぜかヤモリの姿はまともに見たことなかったのです、というか実際私がこの目で見たのはコレが初めて。
キャー!キュート!待てこのショタヤモリ!!
と玄関中追いかけてケータイカメラで何枚も激写しちゃいました。
ヤモリは縁起の良い生き物だって話だからなんだか嬉しい邂逅…。

今日は良い事がありますように。
07年10月01日 沈思黙考
イスラム圏から来た人だろうか。
髪を覆い隠している異国女性を見かけるとつい思う。
こんな「髪のオシャレ」を当たり前に楽しむ国に来て、
美容院が乱立し個々様々な髪形や色を楽しんでいる場所で、
なにも律儀にお国の習慣に従って髪ごとき隠してなくても良いじゃないかと。
郷に入りてはということわざにもあるではないかと。
そこでふと考える。
じゃあ、今自分が「先進国だけど下半身丸出しが基本スタイルの国」に赴任したとして、
ならば私もと下半身丸出しで生活するかっつーと多分しないので、
そういうものなのだと納得せざるを得ない。
つまるところ、よそはよそ、うちはうち。
他国が犬を食っても文句は言わない、
私たちが鯨食っても文句言うな。

結局のところ何がいいたいのか私は。


貴様の戯言など聞きたくないし


2002年の黎明 2003年の総括 2004年の猛攻 2005年の軌跡 2006年の明光 2007年の栄唱
02年12月の戯言

02年11月の戯言

02年10月の戯言

02年 9月の戯言

02年 8月の戯言

02年 7月の戯言







これ以下は
紀元前につき。
03年12月の戯言

03年11月の戯言


03年10月の戯言

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03年 7月の戯言

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04年3月の戯言

04年2月の戯言

04年 1月の戯言
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05年11月のランビンユー


05年10月のマッスル


05年9月のハイパワー

05年8月の怒涛

05年7月の戯言


05年6月の戯言

05年5月の戯言

05年4月の戯言

05年3月の戯言

05年 2月の戯言

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06年12月のハレルヤ

06年11月のパニッシュ

06年10月のジーザス

06年9月のアクバル


06年8月のマイガッ

06年7月のマザー

06年6月のファーザー


06年5月のシスター

06年4月のブラザー


06年3月のチェケラ


06年2月のガッデム

06年1月のロケンロ
07年9月の回帰

07年8月の蜂起


07年7月復活祭


07年5月〜6月

07年4月は無し

07年3月の危機

07年2月のWhy?

07年1月の祝詞