K-KYOの徒然記
ココは管理人のばかたれが日々思ったことなどをつらつらと綴ってます。
しかし基本的に根気がないので毎日更新、と言うわけにも多分行かないだろうな、と。
というか日記じゃありません、日々思ったことを綴るだけです。
更新は特に告知してません。
あと上の桜からTOPへ帰れます。何故か。
07年12月31日 スルリとサスペンダー |
うちの家族は愛犬マギーを世界で一番可愛い動物だと信じています。 それくらいペットを飼ってる家ではどこでも親ばかになるのは当たり前じゃないかとおっしゃる御仁、 本気で、信じて、いるのです。 そう、それこそ、私が「ネットですごい可愛いパグ犬を見たよ」と報告しようものなら殺意のこもった視線が突き刺さるほどに。 「…もちろんマギーよりは下だけど」と付け加えなければ殺されます、多分。 最早それは「狂信」のレベル。 私はパグの可愛さにはある程度耐性があるのです。 それはお隣の従姉妹が昔ブー助というスタンダードなパグ犬を飼っていたからです、 そのときにパグの類稀なる可愛さを知り、ブー助を抱きしめては溢れかえる愛しさに踊り狂ったのが既に通過した行為だからです。 今まで動物嫌いだった兄と母が、パグの途方もない可愛さを知って抱きしめてのた打ち回っているのは私の中で既に卒業済みなのです。 だからマギーの途轍もない可愛さにも冷静に対処が出来るのですが、 それが兄の目には「愛情が足りていないのでは?」と映るらしいのです。 しかしそれは完全な思い違いです。 そうやってパグの驚異的な可愛さに辛抱堪らなくなってとち狂うのは私に言わせればまだまだパグの素人でしかないのです。 しかしうちの一家のマギー狂いは見ていて少々怖いくらいです。 多分ブー助のときの私を見る思いもこんな感じだったのでしょうか? それにしても同じ可愛がり方をしなかったからといって私のマギーに対する愛情を疑われるのは心外であります。 つーか、母よ兄よ、どうしようもなく可愛いのは判るから、すこし落ち着け。 なにはともあれ皆様、よいお年を。 |
07年12月30日 信じない!! |
今年があと今日を入れて二日で終わるなんて嘘でしょう…? ねえ!嘘って言ってよ!! だってお正月絵なんてまだ描いてないよ? その上私はやっと届いた「ムーたち 一巻」と「地獄星レミナ」に夢中になってるんだよ? 嘘だっていてよ!お願いだから!! |
07年12月29日 風と共に去りぬ |
早くもご帰還です、ケイキョでーす。 冬コミ行って来ました、とはいえ目的の本がそうたくさんあるわけじゃなく、ほとんど日頃お世話になっている方々に御挨拶しにいったという感じですか、それにしても山野宮さん御本人にお会いできなかったのは辛いところ…せっかく彼女の為にとメイドコスしたのに、当方30歳。 コスプレとはいってもわざわざレイヤー用の更衣室なんて使いません、 メイド服のエプロン以外はただの黒いワンピースですからね、あらかじめそれを着込んでいって、 人気の無い物陰にサッと隠れてコートを脱ぐやエプロン&メイドキャップ装着、僅か15秒の転身。 でも邪魔です、止めましょう。 そんで欲しい新刊をニ、三買って、御挨拶周り。 魔界の月の御大お二方にワイン(紙パック500ml)の差し入れを、重いから一応躊躇したんですが、マジすみません。 で僅か小一時間いただけで帰りま〜す。 おのれは何しに来たんじゃって感じ、片道一時間半かかるのにな。 例のごとく物陰でサッとエプロン&メイドキャップ脱いでコートに着替えて(だから邪魔だというのに)退場。 一時間半かけて帰ってきました。 いいんだ、逢いたい人達に逢えたから。 私はその為にいったんだから。 でも山野宮たん…残念だったよ…。 まあ、そんな訳で三十路女がメイドコスの醜態晒した一時間だった訳ですよ。 いや…実質一時間いなかったと思う…。 いつかは参加したいなと思いつつも、私の技量で何が作れようかと考えるとまず無理といういつもの結論に達しつつ。 参加された皆様お疲れ様でした! まだ終わってないけどな!!(PM15:33現在) |
07年12月28日 芸のためなら親をも泣かす |
明日はいよいよ冬コミですねー。 私も一応、普段お世話になっている方々に御挨拶しに行こうと思っています。 水木しげるジャンルの辺りでシマシマのカートを引きながら歩いてるメイド服のバカがいたらそれがケイキョです。 どうぞ石など投げないでくださいねっ。 何時くらいに出没するかは不明。 |
07年12月27日 もう酒やめる |
私の心の友。 精神の大きな支えであるヘパリーゼ(錠剤・二日酔い防止薬)が切れた。 で、飲みすぎた。 苦しい。 頭が痛い。 死ぬー。 がー。 |
07年12月26日 嘆きの星 |
ああ〜ん。 野郎ばっかり描いて来たからオッパイが描けないよう。 自分の乳? あんな粗末で申し訳程度にしか付いてないもん参考になるかボケ!! 誰かリファインしてくれないかなあ…。 |
07年12月25日 ゴッド ブレス ユー |
リクエストのありました【精神的拷問】です。 人によっては十分拷問でしょう。 表にも出せたし。 メリークリスマス! 昨日更新がなかったのは別に見栄を張ったわけではない。 単に飲みすぎて寝ちゃっただけ。 |
07年12月23日 きのーのつづき |
【髪きり屋:後編】 松下は、包まれた指先のタオルを振り落とすと、まだ血の滲むそこを佐藤に向かって突き出した。 「薬は必要ない、お前が舐めとれ」 その表情からは先ほどまでのご機嫌っぷりは完全に消えていた、挑みかかるような冷たい視線。 「…は…?えっ?」 松下の発言にも戸惑ったがそれ以上にこの幼い主君の、その肉体年齢にそぐわぬ大人びた、酷薄ささえ感じさせる表情に驚いて真っ当な返答も出てこない。 「ほら」 だがそんな佐藤には構う事無く、更に指を差し出して強く要求する。 幼いその目に見え隠れする、確かな「情欲」。 「…そんな…あ、あまり衛生的じゃありませんよ…すぐ手当ていたしますから…」 松下の威圧的な視線に耐えかねたように長い睫毛を伏せて顔を逸らせた佐藤がつかまれた腕をやんわりと外そうとする、 だがそれは許さないとばかりにその手に更に力が込められる。 「僕の血が汚いか?」 僅かにトーンの落ちた声は最早脅迫と大差ない。 「…だ、だからそういうことじゃなくて…」 「さあ」 有無を言わせない、これは命令だ。 しばし沈黙が流れた、だが負けるのはいつも佐藤だ、そもそも勝てる相手ではないのだ。 まるで彼を恐れるかのようにやっとの思いで手を伸ばし、傷を負った主君の小さな手を恐々両手で包み込む。 突き立てられた指先に、そっと舌を這わせると血の味がじわりと伝わってきた。 松下の血の味。 佐藤にとってみればまるで精神を陵辱されているような感覚だった。 これを屈辱だといえば主君たる彼を卑しい存在に貶めているようではばかられたが、だがそう感じているのは事実だ。 目の前の彼の、眉を寄せ明らかな苦渋の現れた顔を見て松下は至極満足そうに口の端を吊り上げた。 僕ではなく奴隷のような徹底した服従的な行為を強いられ、それをやっとの思いでやり遂げて、これでもう開放されると思って手を離そうとした佐藤の目に、床に落ちていた裁ちばさみをもう片方の手で拾い上げる松下の姿が映った。 松下がその切っ先を己の頬に向けて、薄い皮膚に覆われた柔らかいそこに何のためらいもなく傷を付けた。 再び赤い血がじわりと滲む。 「ああ、ここもだ」 傷付いた頬を指差して、松下は笑っていた。 佐藤の背中をある種の嫌悪感と同時に絡みつく蛇性のような背徳的な淫靡さがゾクリと這い上がる。 矛盾した二つの感情に理性がかき乱されるのを感じる。 混乱し、ほとんど停止状態にある彼の頭とは相反して気が付けばその体は床に膝を着いてほとんど機械的に血の滲む松下の頬に唇を寄せていた。 僅かに息を荒げて、それを舌で丹念に、あるいは執拗に舐めとる姿は最早奴隷を通り越して卑しい犬のようでさえあった。 松下はそんな佐藤を満足げに横目で眺めていた。 だが佐藤はふと正気に返ったかのようにその行為を止めた。 ぐっと眼を閉じ、己を戒めるかのように首を振って幼い主君から離れようとした。 だが松下は素早くハサミを今度は佐藤の首筋に当てた、暗に「逃げたら殺す」と脅しでもしているかのように。 そして松下は先ほどと同じように、今度は佐藤の首筋にその切っ先をつきたてた。 チクッっとした痛みが走る。 その痛みに反射的に上体を引いた佐藤に向かって松下が淫らがましい笑みを浮かべて言った。 「お前もだ」 今度は松下の舌が佐藤の首筋に近づいてくる。 松下の蛇性に絡みつかれた佐藤はもう逃げることは叶わなかった。 松下は彼の小さな傷を愛撫するかのようにねっとりと嘗め回した。 続いて松下のハサミに切っ先は、佐藤の鎖骨付近に向けられる。 そして己の首筋にも。 彼の手のひらにも。 己の腿にも。 彼の耳にも。 触れていい場所を示す小さな赤い印を松下が互いの体のありとあらゆる所に次々とつけてゆく。 気が付けば佐藤の膝の上に松下が跨るようにして抱き合い、互いの血を啜り、蛇の交尾のように絡みあっていた。 既に理性という名の歯止めは効かない。 僅かに塩気を含んだ血の味が脳を支配し麻痺させる。 静かな昼下がりの一室に、二人分の荒い呼吸と時折漏れるため息に似た小さな声だけが聞こえる。 松下が望んだ背徳、 佐藤が逆らえなかったあってはならない情欲、 その二つが図らずも重なったどこか非現実めいた自堕落的で淫蕩な空間がそこにあった。 どれくらいそうしていただろうか。 突然、松下の首筋に唇を這わせていた佐藤の動きが止まった。 松下の肌から唇を離し、荒い呼吸を飲み込むように息を詰めた、僅かに残った理性の欠片が警告の叫びをあげたのだ。 主君である松下にこんな風にして触れるべきではない、ましてやこの情炎に任せて彼を抱くなどということは、絶対に、あってはならないと。 彼は松下の小さく細い両肩を手で掴んでもぎ離した。 松下の目が拒絶された驚きに見開かれる。 だが佐藤は俯いたままそんな松下を一瞥することもなく無言で立ち上がり、部屋を出て行こうとした。 「逃げるのかよ!!」 佐藤の背中に向かって発せられた松下の罵倒はどこか悲鳴じみていた。 一度だけ、ひどく悲しそうな表情で佐藤が松下を振り返る。 「…薬箱を、取って来ます」 それだけ言うともう二度と振り返る事無く佐藤は部屋を後にした。 おわり なー、大したオチないでしょー? ところでさっき大便意に襲われてトイレに行ったらすんごい長いウンコがでました! 一週半よ!?すごくない?いやー爽快爽快! なんかここまで無くすもののない自分がだんだん好きになってきた。ひゃっほーい。 |
07年12月22日 小文で更新するのって卑怯かな? |
【髪きり屋】 「おい」 幼い声に似合わぬ横柄な口調で呼びかける。 「はい?」 だが佐藤はそんなことは慣れたもので、穏かな笑みを見せながら彼の主君を振り見る。 「お前、えりあしが少し伸びてきたんじゃないか?」 この幼い主君にしては珍しく、含みのあるやけに楽しそうな表情でそれを指摘する。 「え?ああ…そうですか?…そう、かも…」 佐藤はハッとした表情で己の首筋に手をやった、だが確かに多少伸びているかもしれないが自分の手に伝わる感覚ではそれほどでもないように思う、 よもや松下からそんな指摘を受けるとは思いもよらなかったが、この他人の身だしなみに対しては完全に無頓着な幼い主君があえてそう言うのだから自分が思うよりよほどみっともなかったのかと少しうろたえる。 元々、佐藤は身だしなみには人一倍気を使う方であったし、少なくとも他人を不快にさせるようなずぼらな真似はしないよう気をつけていたつもりだったのだが…。 「しょうがないな、僕が特別に切ってやろう」 松下の申し出に、佐藤のただでさえ美しい弧を描く男性にしては大きめの瞳が更に見開かれる。 「…メシアが…?」 床に新聞紙を広げてその上に座らせる。 散髪の道具は裁縫用の裁ちばさみ。 ケープの変わりにバスタオル。 まるで「ママさん床屋」の井出達そのもの。 「なんだ?僕の腕を信用してないのか?」 「…い、いえ、そういうわけでは…」 明らかに緊張して固まっている佐藤の背に向かって松下が変わらずニヤニヤとしながら語りかけた。 佐藤の心中など判りきっている、松下の問い掛けを否定しながらも本気で信用などしているわけがない。 第一、この松下が誰かの髪を切ったことなどあるわけはないし、確かに彼は指先は器用ではあるがそれとこれとは話が違う、腕を信用しろといわれても土台無理な話である。 だが悲しいかな、佐藤はこの幼い暴君の僕、逆らえる訳もない。 精々出来ることといえば松下のこの気まぐれの結果が取り返しの付かない酷いことになりませんようにと祈るばかりだ。 松下の指が彼のえりあしにそっと触れる。 僅かに伸びた髪を一房、その指の間に挟んでハサミを入れる。 ショキ 小さくも心地よい音を立てて髪の先が切り落とされる。 ぱらぱらともっと微かな音を立ててそれらが新聞紙の上に散らばる。 それが一定の間を置いて繰り返される。 相変わらず緊張に体を強張らせている佐藤の後ろに立って調子よくハサミを動かしながら松下は至極ご機嫌であった。 本当に、松下にしては珍しく鼻歌さえ漏らしている。 奇妙な時間がやけに長く緩やかに流れた。 「痛ッ!」 突然、松下が小さな悲鳴を上げた。 「メシア!?」 その声に佐藤が驚いて振り返る。 松下が反射的に握り込んだ指先をそっと広げると、小さく細いその手の人差し指の先が僅かに切れて血が滲んでいた、ハサミで誤って切ったようだ。 「…あ、大丈夫ですか?今薬箱をお持ちしますから待っててください」 ケープ代わりのタオルを外し、それに付いた己の髪を払うとそれで松下の血の滲む指先をそっと覆った。 大して深くは無さそうだが彼が怪我をすること事態があってはならないことなのだ。 慌てて立ち上がり薬箱を取りに行こうとした佐藤の腕を、松下が強く掴んだ。 小さな主君は、何故か真剣な顔で佐藤を見上げていた。 「…メシア?」 主君の奇妙な行動に戸惑う。 続きはWebで!! つーか、昨夜は明け方4時までパイオツ(友人♀仮名)と飲んでたもんだからちょっと二日酔い気味で…。 続きは明日更新します。 まあ…調子が戻れば今夜にでも…。 とにかくたいしたオチはないので期待しないでくださいな。 ああ、それとレミー・マルタンはおごって貰えませんでした。 |
07年12月21日 女の友情 |
たった今21:30、友人のパイオツ(仮名)から呼び出しがかかったので、 いきつけのショットバーで一杯引っかけてきやす。 お互い、30過ぎで彼氏もいないと寂しいもんだぜ…。 とかいって「実は今度結婚するんだー」とか言われたら、女郎、レミーマルタンおごらせてやるからな! じゃ、いって来まーす☆ |
07年12月20日 酔って書いた小文などを |
小さな図書館といっても差し支えのない、書斎の部屋の入り口から僕はそっと窺う。 彼が机に向かって古文書を片手に古代文字の解読をしている、真剣そのものの横顔が僕の目に映る。 これって、きっといつもと逆の立場なんだろうな。 僕の目線は、彼のギリシャ彫刻のように整った横顔から、きれいに浮き出た顎の輪郭線へ、そして男性らしく筋張った、それでいて滑らかな首筋へと移る、 僕はいつもこの部分にセンシュアルな感情を覚える、彼の白いシャツがより一層の処女性と清楚さを協調しているようだ。 まあ、処女性とか清楚とかは僕の勝手な思い込みだけどね。 でも理想を持って何が悪い? 彼だって男なんだから性欲は人並みにあるだろうし、時に卑猥な想像をすることだってあるだろう。 現実を知った上での妄想だ、本気で彼が穢れのない乙女だと信じてるわけじゃないんだから。 第一彼は女じゃないんだ。 僕は足音を忍ばせてそっと彼の後ろに忍び寄った。 解読に熱中している彼は気が付かない、まあこれで僕が殺気でも発してたら、多分、間違いなく、彼は気が付くだろうが。 真後ろに立って、唇をそっと寄せる、そして息を彼の耳に吹きかけてやった。 「あぅわぁっ!」 驚いた彼が頓狂な悲鳴を上げて息を吹きかけられた耳を押さえてひっくり返るようにして後退る、思ったとおりの反応だ、嬉しくなる。 「おや、お前耳が弱点か?」 僕はからかうようにしてクスクスと含み笑いを漏らす。 「…いや、違…というか急にやられたら誰だってビックリしますよ!…えー、何か、御用ですか?」 彼が照れ隠しのように無理矢理平然を装おうとするその態度がさらに可笑しい。いや、可愛い。 僕よりうんと年上の、しかも同じ男に「可愛い」なんて本来使うべきじゃないけど僕がそう感じたんだから仕方がないよな? 「ラパヌイ文字か?」 僕は彼の懸命な学求の結果を写し取った古文書の横のノートを見て尋ねる。 「あー…、ええ…まあ、役に立つかどうかは別として、以前から興味があったもので…」 彼はなんとなくバツの悪そうな苦笑いで答える、意味のない研究なんて馬鹿にされるとでも思ったのだろうか? 「空いた時間になにしても構わんさ、むしろいいことだ、がんばれよ、お前はもともと頭がいいんだからな」 僕の言葉に彼が目を丸くする。 「…え?…あ、ああ、それは、どうも…なんか、メシアに褒められるなんて凶兆の前触れみたいですねぇ…」 「お前、それは大概酷言い草じゃないか?」 僕は不満を口にしながらも内心は全然不機嫌じゃない、それどころかこんな他愛もない会話が楽しくてしょうがない。 その証拠に僕はずっと笑っているから。 「それで、私に何か御用ですか?」 彼が僕の態度に不審そうに尋ねる。 「別に、何もないさ、気にしないで続けろよ」 そう言いながらも僕はここから動く気はない、それどころか側にあったローラーステップを転がしてきてその上に座り、彼を見下ろす真後ろの位置にどっかりと陣取る。 さすがに彼も僕の行動にずいぶん不穏なものを感じているらしい。 だがあえてその意味を問わないのは彼にとって普段から僕がよほど理解しがたい存在であるということが分る。 「…あの、それなら出来れば構わないでいただけます?メシアが居られるとどうも緊張しましてですね…」 「いいから続けろ」 これは命令だ。 彼もそれが判ったらしく、明らかな逡巡の後、ため息を一つ吐くと、不承不承僕の一種好奇のこもった視線を真後ろから受けながら元の作業に戻った。 だがこれじゃ集中なんて出来る訳ないよな。 でも分っててやってるんだ。 だって僕は剣呑だからね。 彼のきれいな首筋を僕は幾分コケティッシュな気分で眺めては悦に入る。 そのとき僕は古い青海民謡をふと思い出した。 彼は「娘」ではないけれど。 でも何となく思い出した。 だから歌った、 僕の口から、まだ声変わりもしていないボーイソプラノが紡ぎ出される。 在 那 遙 遠 的 地 方 有 位 好 姑 娘 人 們 走 過 了 女也 的 帳 房 都 要 回 頭 留 恋 地 張 望 人 們 走 過 了 女也 的 帳 房 都 要 回 頭 留 恋 地 張 望 彼は振り向きもしなかったが僕の歌に明らかに警戒して動揺しているのが分る。 きっと今の彼の頭の中は疑問符で埋め尽くされてることだろう。 僕の歌なんて聴いたこともないんだから当然か、 僕も歌うなんて行為をしたのはどれくらいぶりだろうか。 でも僕は構わず歌った、古い古い中国の民謡。 僕の、彼に対する、心を。 ―遥か離れた そのまた向こう 誰にでも好かれる 綺麗な娘がいる 誰にでも好かれる 綺麗な娘がいる― |
07年12月18日 しり |
調子でないなー。 |
07年12月17日 精進せい |
誕生日にプレゼントとして親から多少纏った現金を頂いた。 一番嬉しいなり。 当方30歳。 これで少しばかり今使ってるヤツより性能のいいペンタブでも買おうかと思案中だが、 線画を直接PCに描けない奴にそんなものは必要ないかとも思う、むむむ。 私は線画は原稿用紙にガリガリと描くのが基本スタイルだ、要するにペンタブを使いこなせないから。 完全デジタルでCG描いてる人を尊敬する。 どーーーーーやってもペンタブじゃ真っ当な輪郭すら描けん!! うぎゃー! これが使いこなせるようになれば、 例えば原稿用紙A4の枠に捕らわれないで、自由な大きさの絵を描けるんだけどなあ…。 【17日 PM20:30】 怒髪天。 いや、今日の夕食なんですがね。 やったー好物だー!と喜んだらおおっとそこに罠が! 全ての料理に唐辛子大量混入〜。 うがー! 私は辛いものはきらいだっちゅの!きらいだっちゅの!! そりゃ「キムチが辛い」「カレーが辛い」とかそういう辛くてしかるべきものが辛いのには文句は全然ありません。 でも野菜炒めとか味噌汁とかウドのきんぴらとか別に唐辛子は入れる必要ないんじゃ?というものに混入されているのが気に食わないのです。 我が家は母と兄が辛党、父と私が普通党だったんですが、父亡き今、少数派は私になってしまった訳で(マギーは一応犬なので除く)。 そんなに唐辛子で本来の飯の味を変えたきゃテメーで小皿にでも取り分けてかけろっちゅの、かけろっちゅの! 母は酷いです、娘が辛いモノが苦手だと知っていてなんにでも唐辛子をかけるんですから! 「唐辛子の瓶を目にするとついかけちゃうのよ〜」なんて娘のことを考えないにもほどがあります! ある種の虐待です!! まあ一番の問題は三十路になってまで実家に寄生し母親に飯作ってもらってる私自身なんでしょうけどね。 だってお料理苦手なんだもの…。 |
07年12月16日 なくす物がまた一つ減ったぜイエーイ |
あんな。 ケイキョおばちゃんな、今朝やってもうてん。 何ってアレやアレ。 チビってもうたんよ。 それも大の方をな。 自分でも腹下してるって意識がなかったわけで、ただの屁意(へい)だと思ったんですよ。 あれな、強烈な屁意。 「屁ー意!!」って感じでなかなかフレンドリーでしょ? でな、あとで手水を使いに行きましたら…。 まだ生理終わってないですからね、ナプキンしててホントよかったですわ、間一髪ギリギリのところでしたわ。 イエーセフセフ。 これで山さんにまた「お前、最後に漏らしたのはいつだ?」と不意に聞かれたとき、 胸を張って「30歳になってから丁度六日目です!!」といえますわ。 これなんつーのかな? つか、あれかなー? ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア |
07年12月15日 鶏が先か卵が先か |
TOPの佐藤さんが食ってるものが何か分らないというご指摘があったので、 チマチマと修正しては見たのですがとりあえず「みかん」からはまた遠く離れたような…。 他にも実は私もなんだか判りませんでしたと言う人の為に情けなくも注釈しておきますがアレは「みかん」です、はい。 うなぎパイとかも言われました。でへ。 それにしてもウチみたいなヘッポコサイトでも、こうして結構な頻度でメッセージをいただけるんだからありがたいなあとしみじみ思ったりする昨今。 もしかしたら「メッセージくれくれ」的な発言を知らず知らずのうちに押し付けていたのかもしれませんが、 それにしてもいつもありがとうございます。 ホント、こんな一日100人も来ないような極小サイトに。 そんな稀有で奇特で優しい訪問者の方々に至上の愛を込めて。 さて、絵を描くかなー…って何を描こうかしら? |
07年12月14日 バックファイアー乙女 | ||
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07年12月11日 一夜明けて |
お誕生日祝いコメント(返信不要の方も含め)ありがとうございました、メールや電話等も含めて。 皆さんお優しい、そんな方々に暖かい神の恵がありますように。 だけど一部意味不明のコメントがあったのがちと悲しいです、 つーか三十路の壁を越えてしまいやや落ち込み気味の可哀相なケイキョによりによってウンコを贈らないでください。 そういうことする人には大年増の魔力でウンコにまつわる臭う呪いかけますよ。 女はある一定以上の年齢に達すると「蝶よ花よ」から「狐狸妖怪」に変化しますからね。 開き直った上に失うものが最早何もない人間を敵に回すと怖いんですよ? ところで今朝方、おトイレで大便を致しまして。 流す寸前にふと思ったんです、 「このウンコは私の20代最後のウンコなんだ」って…。 20代のときに食べた物が20代の間に消化され、腹の中を巡り巡って今肛門から外へ…。 そっと涙をぬぐってさよならと呟いて、流しました。 ああ、なんか詩的だわ。 なんつーか、これ、三十路女の描く文章か? 本当は昨日届いてたはずの某偉大なる先達、K田大先生&プロフェッサー東様からプレゼントが届いていたらしい!!らしい、というのはまだ手元にないからさ!! 昨日受け取れなかったのはちょっとしたこっちのミスさー。すんまへん。 先生方!ありがとう!嬉しくて失禁!!三十歳にして見事に失禁!! でもねーこの荷物、12〜14指定で再配達の予定だったのにね、 でも18:00現在まだ待てど暮らせど届く気配なし。 運送会社としてそのアバウトさはなんなの? 時間指定の存在意義は? 出来ない約束ならしないでくれよ、会社の信用問題だろこれ? それで商売やってられるんですか?ねえ佐川さん?もちろんクレームつけました。 |
07年12月10日 ハッピーバースデー… |
今年でケイキョも20歳になりました!! お酒もタバコもやりほうだいですね!! ぴっちぴちでーすああくそうそばっか。 10歳サバ読んでみた。 去年の日記を読んでみたら去年もこの辺り偏頭痛で苦しんでました。 あれか。 精神的重圧か、なるほどな。 |
07年12月09日 逃げも隠れも出来ない朝が |
一階のトイレが公衆便所並みに臭い!! なんとかしてください!! ちゃんと掃除はしましたよ! このままではノンケでも構わず食っちまう人とホイホイ着いて来ちまうひとが利用してしまうかもしれない! 恐怖! なにはさておき、ある意味死へのカウントダウンが始まったな…。 私は花の20代独身です! 私は花の20代独身です! 私は花の20代独身です! 私は花の20代独身です! 今のうちに言えるだけ言っておこう…明日にはもう…。 |
07年12月08日 ろくな更新も出来ないこんな世の中じゃ |
今日は一日、 偏頭痛に苦しめられていました。 治らない時は本当に寝ても覚めても治らないんだから…。 |
07年12月07日 くしゃみすら出来ないこんな世の中じゃ |
きょう兄に、 「ドア越しに聞くお前のくしゃみはマギーが人恋しくて鳴いてるときの声にそっくりで悲しくなるからするな!」と言われました。 そうは言われましても…。 |
07年12月06日 運がいいとか悪いとか |
誰しもあることかもしませんが、 「自分ってツイていなー」と思うことありませんか? 私は強烈に思っています。 例を挙げればキリがありませんが、あえて一つ揚げるならば高校時代、廊下の角を曲がって人にぶつかったのは3年間の生活のうち一度きり、だけどその一度がなんと「当時互いに一番嫌っていた人物」だったりしたときとかですね。 あと社会人になってから、 さすがにコレはないだろうよ!と思った事件。 いつも他部署の先輩方と6人で一緒に食堂でお昼を食べていたんですが、 たまーに昼休みに郵便局に行くとか買い物があるとかで一人か二人、いないことがあったんですよ。 大概そういう場合メールで「今日は行けない」って連絡がくるんですけどね。 その日は私が一番早くに食堂に来ていて、 後の5人が来るのをお箸と水用のコップを並べて待っていたんです。 しかし待てど暮らせど誰も来ない。 仕方なく一人で食べて寂しく残り5人分のコップと箸を片付けるかわいそうな子一人、ヒソヒソ。 それは私…。 そう、この日に限って5人が5人全員それぞれの理由で食堂に来なかったんです。 初のパーフェクトでした。 ていうか誰か一人くらい連絡しろよって感じ。 どいつもこいつもクソッタレが! 次の日になって「ケイキョちゃん、昨日一人だったんだって?『コップ並べて寂しそうに食べてたよ』ってうちの部署の人が言ってた」としっかり目撃されてる上に来なかった先輩の一人にわざわざ何故か嬉しそうに報告される始末。 あーあー悲惨さ、惨めさ、あんだって意気揚々と6人分の箸とコップを用意して、たった一人で食べてその大きく開いた誰の目にも奇異な空間で肩身の狭い思いをしながらモソモソと一人で食ってなきゃおらにゃならんのじゃ!! 自分、ネタになるために生まれてきたのか?と真剣に疑った瞬間でした。 今思い出しても熱いものが込み上げるぜ! ドンマイとかで慰められる状況じゃねえし、笑顔も形になってないぜ。 まあその後はことあるごとにこれをネタにしてたんですがね。 うたきの森「地獄の扉」にリクエスト品一点追加、へいお待ち。 |
07年12月05日 付き合えよ |
この頃、夜中近くになると無性におでんが食べたくなり申し候。 太るから我慢我慢と耐えていたのですが昨夜とうとう誘惑に耐えられなくなり深夜に車を走らせ近くのコンビニへ。 別に原チャリで行けない距離な訳じゃなかったんですが何分夜は寒くてですね。 ついでにてきとうな広い道の端に車を止めておでんを食ったわけですよ。 いや、美味しかった。 深夜ドライブがクセになりそう。 |
07年12月04日(2) 松下ムー郎 |
むううー。 早速、榎本俊二の「ムーたち」二巻から気に入ったシーンを模写って見たが、 あの素晴らしい浮遊感がどうしても出せない。 やはり榎本俊二は天才だな。 ちなみに榎本大先生とは奇しくも誕生日が一緒だったりする。 |
07年12月04日 ムーキョ |
昔私は感電したことがあります。 結構、そういう人も多いんじゃないかとは思いますけど。 小さい頃プラグの金属部分を指で触ったままコンセントに差し込んだら「ビーン」ってなりました、 ビリビリじゃなくてビーンって感じでした。 痛いとか熱いとかは全然感じなくて、ただ筋肉が強烈に引き攣る感触が奇妙だったと言うか面白かったと言うか。 ただそれだけなんですけども。 ところで話はズガッと変わりますが。 サイト運営に於いて、してはならない幾つかのことがあるそうです。 たくさんありますがとりあえず、昨日当てはまったことを書こうと思います。 鉄則その一:陰々鬱々とした日記は描かない 鉄則そのニ:嫌いなものをあえて挙げない そうですね、鉄則そのニに、昨日の日記が当てはまっています。 コレが嫌いです、と言われてよほど共感できない限りそれを快く思う人はいないでしょう。 そういう場合、なんともコメントしずらいのも肯けます。 ですがこれは誰かを不快にさせようと思って書いたものではなく、 曇りなき真っ直ぐな心が訴えた素直すぎる感情というだけに過ぎないのです。 だからわたしは、あえてこの鉄則を犯してでも昨日の日記を訂正しようとは思わないのです。 嘘や上っ面は、曇りなき心を曇らせます。 私は素直でありたいのです。 さらに話をボキッと変えますが。 今日、やっとamazonで注文していた「ムーたち&えの素トリビュート」が届きました。 しかし、ムーたちは一巻と二巻を注文したのに揃わないからという理由で二巻だけが先に届きました。 いらり。 二巻から先に読まされるくらいならばいくら長くかかってもいいから揃えてから発送しろよといいたいのです。 それに配送料も二倍かかるのでしょう? 酷ではありませんか。 ケイキョの心がそう訴えています。 むかり。 |
07年12月03日 天邪鬼の方恋 |
うろ覚描きDQ4のアリーナ松下 いつからだろう…昔は好きだったのに…。 こういう「美味しいでしょ?みんな好きでしょ?さあ萌えなさい!」と 突きつけられているようなキャラを総じて嫌いになったのは…。 人が萌えないキャラにこそ着目したい天邪鬼の呟き。 |
07年12月02日 天使度悪魔度測定テスト |
――アナタノ天使度・悪魔度ヲ、七段階ニテ測定致シマス―― http://shaka.web.infoseek.co.jp/angdev/ というのをやってみましたわ。 アナタハ魔王デス おめでとう! あなたこそ悪魔の中の悪魔よ。 血も涙もないあなたと、人間どもとの間には 日々トラブルが耐えないことでしょう。 でも、相手が人間だからといって 甘く見ていると、今に足元をすくわれてしまうわ。 なにより、あなたは目立ち過ぎ。 このままじゃ、光の戦士達が貴方の存在に感づいて 討伐にやってくるのも時間の問題よ。 焦ってはダメ。 そのツノやシッポを、もう少し上手く隠せれば、 人間界掌握への大いなる一歩となることでしょう。 頑張って! まあ…。 ところでこの季節、すなわち冬ですが、私が冬が好きなのにはもう一つ理由があります。 それはベランダが天然の冷蔵庫に使えるからです。 わざわざ冷蔵庫まで取りに行かなくてもベランダ開ければすぐ冷えたビールが! あな、うれし。 ところでよく物語で剃刀入りの手紙を開封して手を切ってしまう表現がありますけど、 あれは一体どういう原理なんでしょうか? 剃刀をただ入れただけでは重力に従いまず間違いなく封筒の下部に落ち着いてしまうだろうし、 そしたら手を切ることはまずないでしょう。 ならば開封時、切れそうな部分に固定しているのでしょうか? しかし昔の少女漫画なんかを見ると「痛っ!あっ!かみそり!!」と驚いた後必ず剃刀が落下してるんですけど。 この辺の謎がいまだ解けないのであります。 ああ、別に剃刀入りの手紙を誰かに出そうってんじゃないですよ? |