佐藤さんを焼いてみたかったんです。
ついでに言うと火刑は大きく分けて二通りの方法があって上記の絵のような体が露出してて足元に薪束を積み上げるのがドイツ式で、
櫓のように受刑者の周りを薪や藁ですっぽり覆うのがおフランス式だそうです。
映画や絵画で見るジャンヌダルクはフランス式だったはずですが多くはドイツ式で描かれてますね。
その方が見栄えがいいからでしょうが。
実際ジャンヌはフランス式で火刑に処されて衣服が燃え落ちた後の身体を薪束をかき分けて大衆にさらされたとの記述が残っているので少なくとも下半身は薪で隠れてたはずです。
彼女は4時間近くかけて焼かれ、その心臓は燃え残ったとされていますがそりゃ水分の多い内臓は燃え残るでしょう。
普通焼け残ります。
殉教者フスの火刑も一旦焼き殺した後、さらに薪を追加してその身体をバラバラにバラして焼いたそうです。
炉でもなければ人間一人を灰にするのは大変な作業だったようですね。
ヨーロッパでは主に魔女狩りとして有名な刑罰ですが、魔女狩りは調べれば調べるほど胸糞悪いです。ムカつきます。
ちなみに魔女狩りで犠牲になった死者は昔は数十万から数百万人ともいわれていましたが今は4万人程と目されているそうです。
でも戸籍もろくに無かった時代、地方の迷信で殺された正式な記録に残ってない魔女も相当数いたと思いますよ。
というか現代でも場所によってはまだ魔女狩りは行われていますしね。
日本式の火刑は文字通りの「火あぶり」なのでキリスト教圏と違い焼いて滅するのが主目的じゃないので死ぬ程度にだけ炙ります。
ある意味こっちの方がより残酷だったかも。





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