K-KYOの徒然記

ココは管理人のばかたれが日々思ったことなどをつらつらと綴ってます。
しかし基本的に根気がないので毎日更新、と言うわけにも多分行かないだろうな、と。
というか日記じゃありません、日々思ったことを綴るだけです。
更新は特に告知してません。


2014年6月30日 旧ソ猫を噛む
1971年6月30日のソユーズ11号の再突入の際に起きた気密漏れ事故で死亡したソ連の宇宙飛行士の遺体はなんか不思議だったなあ。
一見すると見た目はきれいでいかにも死にたてなのに肌の色だけが死後2週間は経過してそうな色合いしてて…。
ほぼ生身で宇宙空間に放り出されたようなものだからなあ。
宇宙で死ぬとああなるんだーとある意味感心した思い出。
のっけからこんな話題で申し訳ない。
なんかふと思い出したもんで。
あ、もちろんリアルタイムで見たわけじゃありませんよ?1971年にはまだ産まれてませんから。さすがに。というか両親が出会っていたかさえ。
ディスカバリーかヒストリーチャンネルで結構最近見たんです。
チャレンジャー号の事故ならほぼリアルタイムで見たけど。
ああそういえばスペースシャトルっていうのはあのよく知ってる飛行機型のアレそのものをさすんじゃなくて、打ち上げ前のブースターが付いた状態で初めてスペースシャトルっていうんですよ。ご存知でした?
あの飛行機みたいな羽根のある単体で地球に帰って来る機体はオービターっていうんです。
あと、オービター第一号機エンタープライズはもちろんかのスタートレックから命名されたものでスタートレックファンの一般人の多くの要望で付けられた名前ですけど(元々はコンスティテューションって名前の予定だった)実際このエンタープライズ号は宇宙へは行ってないんだよなあ。
エンタープライズのくせに宇宙へ出てないとか、情けない。
5イヤーズミッションどころの騒ぎじゃない。
あと火星探査機だったか金星探査機だったかは忘れましたけど、元の設計図面がインチ計算で書かれてたのを作る側がセンチメートル法だと思い込んで、まったくスケールの間違った探査機を作って失敗したとかなんとも間抜けな事故があったとか。国ぐるみの一大プロジェクトでなんという凡ミス。ありえん。
まあ私も昔外国から送られてきたインチ法で書かれた図面をいちいち計算機でセンチに直しながらCADでモデリングしたときはあまりの面倒くささにムキー!となった記憶がありますけど。これはどうでもいい話です。

なんでもいいんですけど私のPCがいよいよ危ない。
なんかすっげーファンの回る音がうるせー。
音楽でもかけてごまかさないとイライラしてくるくらいにうるせー。
こういうときに対処できるほどの技術を持ち合わせてないから本当に困ります。
頼むから黙って、黙ってよ、MyPC。
本気でうぜえ。

拍手アリガトウゴザイマース。ギリギリでも許されたい。
2014年6月29日 少し泣く
やーばーい。
明後日でこのサイト開設12周年だ。
なんか最早12周年というより12執念って感じです。
それなのになんも用意できてない上に今すっごい眠い。
あと1日あればなんか用意できるだろって?バカか、そんなに素早く行動できるくらいならもっと更新頻度上がってるわい。
まあもう今更か…。
でもよく考えたらこのサイト作った時に生まれた子供がもう小学校6年生ですよね?
そらすげーわ。
私も歳を取るわけだわ。
アホの一念岩をも通す。

今日はAXNでSHERLOCKのシーズン1・2が連続放送されてたみたいなんですけどまあもう観たし、録画もしてあるし、観たくなったらいつでも観られるからいいや、と思って敢えて見逃しました。
このドラマ、基本的には全体的にホモ臭いんですがS2E1ベルグレーヴィアの醜聞だけはシャーロックとアイリーンのすごい真っ当なラブストーリーに見えました。
アイリーンのスマホのパスコードの残り最後の一回で「I AM SHERLOCK」と出たときにはおおおと感動しました。
上手いこと考えるなあ。
あれ?これネタバレ?
まあもうとっくに放送されたしいいですよね。
それよりS3E3をもう一度観直したいです、曰くS3は基本的にシャーロック目線で物語が進行するから常人には分かり難いらしいんですが確かにかなり難解な気はしました。
録画してあるならとっとと観直せよと自分でも思うんですがなんでかそうしない。
ヒマはあるはずなのになー。なんでかなー。
絶対もう一度じっくり観ないと完全には理解できないだろうに。
近いうち絶対観る。
ていうか観なきゃ。
最早願望というより義務に近いような感覚。
だから観れないんだろうな。
基本的に気の小せえ天邪鬼だからな、私。

拍手アリガトウゴザイマース。そういやブブゼラってどこいったんでしょうね?
2014年6月28日 竹馬のホモ
そういや第二次大戦で使用されたドイツの暗号機エニグマを打ち破るために人類最初のコンピュータ製作に携わった数学者アラン・チューリングの人生を映画化してそれをベネディクト・カンバーバッチが主演するらしいですね。
まだ製作中らしいですが。
まあこの学者さんの逸話自体は最初に聞いた時「んで?いつ映画化されるん?」と思ってたから今更意外でもなんでもないですがまさかカンバーバッチが演じるとは思わなかった。
だってアクション映画みたいな派手さは無いけど映画にするにはものすごくおあつらえな題材だし。
普段はド派手なアクション大作とかよっぽど面白そうな題材か大画面栄えするものしか映画館へは観に行かないけど他ならぬカンバーバッチだし、上映されたら観に行こうかな。

大体にしてこのエニグマってのがハンパない、暗号変数パターンが1京超えてんだよ?
1京ってあんた1兆の1万倍だよ?
10000000000000000って0が幾つ並んでるんだよって感じですよ。
せめてそこは慎ましく1億くらいに留めて置いて欲しかった。
加減しろ莫迦!って感じですよ。
私だったらそんなの聞いただけで「あ無理」って早々に匙投げてますよ。
こんなもんを打ち破ろうとする方がどうかしてるんですよ。
でもやっちゃったんだからすごい。
ファンタスティック。
やっぱり人間「諦めない」ってすごく大事ですね。
大事だから昨日今日と続けて二回言いました。

拍手アリガトウゴザイマース。箱根登山鉄道は酔う。
2014年6月27日 大学ノートの中のテトラグラマトン
ロシア産のガン=カタとかいわれているparagraph 78を観てると「諦めない」って大事なんだなあとしみじみ思います。
だって顔の真ん前に銃突きつけられてるのに弾避けちゃうか。
その距離で。
すげえ。

前にも言ったかもしれないけど、戦争なんて死んでもごめんだけど、軍服の男って、いいよね。

そんな色ボケてる昨今ですがいかがお過ごしですか?
私は今日ナスの味噌汁一杯しか口にしていません。
なんか不健康だなあとは思うんですけどダイエットも長くなってくると空腹が苦にならなくなってくるんですよね。
いいんだかわるいんだか。
しかしさすがに量は控えるにしてももう少し栄養のあるものを食べた方がいいような気もするんですが。
そして明日はハチミツを食べる予定です。
ハチミツだけ?
うん。
でもそんなに体重は減りません。
難しーね。

拍手アリガトウゴザイマース。チェケラー。
2014年6月26日 教習で肩輪走行
高校の頃。
そもそも馬鹿学校だったんですけど、それを象徴するかのように図書室がすごいことになってました。
普通図書室っていったら普通、静かで勉強する生徒がいて当然なのに我が母校の図書室と来たら、司書さんが女性だったんですけど何故か大のロック好きで、本来静かであるべき図書室にはいつもディープ・パープルやレッド・ツェッペリンなどの古典ロックが流れていて、しかも軽音楽部の根城になってました。
いくらレベルの低い学校とはいえ本当にここで勉強する生徒など一人もいないのだなあとしみじみ思ったのを覚えています。

昨日MyPC様が異音を立て始めてびっくりしました。
ファンがいかれたのか?と思ってホコリを払ったりしばらくオフにしてみたりしてご機嫌を取ろうとしたのですが一向に直らず、いよいよこのPCヤバイのか?と本気で心配になりましたが今日になったらご機嫌を直されたようで静かになりました。
とりあえずはホッとしましたけど確かにこのPCもずいぶん使ってるしなあ。寿命といえば寿命なのかも。
とにかくバックアップだけは取っておかないと、万が一HDDがぶっ飛んでデータが全滅とかしたら一週間は泣き通すかも。いや、確実に泣く。

あったらいやなもの。
ディーパーのハイウェー・スターがBGMに流れてる自動車教習所。

拍手アリガトウゴザイマース。ヨーメーン。
2014年6月25日 シンクと辛苦
ビョークって聞くとどうしても「病苦」って脳内変換されてしまって困ります。
ビョークといえばダンサー・イン・ザ・ダークなんて映画がありましたね。
あの映画の後味の悪さはさておき、ビョークって本当に歌上手いな!と感心しましたよ。
なんか劇中歌が出てくる度にことごとく一人頭抜けてうめえ。全員で歌ってても一人だけ本当に飛び抜けてる。
本当、びっくりですよ。
世界的歌姫は伊達じゃないわー。
ていうかCDで聴いてたあの声が機械的にアレンジされたものじゃなくて本当に人の喉から出てる本物だってことに素直に感動しました。
そんな思い出話。

ネット通販で買ってる化粧水が切れてしまいました。
しまった、なぜ気付かなかった。
慌てて今日ネットで購入したんですが明後日までに届いてくれるかなあ。
それまでどうしよう。
もうちょっとでも手を抜くと救いようがなくなるお年頃だから本当に困る。
ああ、なんで減ってたのに気付かないかなー。
ばかばか。

拍手アリガトウゴザイマース。ヒャッハー。
2014年6月24日 低脳です
でよお。
今日何気なくCSI:NYを観てたらギャングのボス役にエドワード・ジェームズ・オルモスが。
お、おじさま…相変わらずステキ…。
ああ、この人に蛙男さんを演じて欲しい。
めっちゃ理想の蛙男さんだわ、あばた顔とがっしりした体形といぶし銀の魅力、たまらん。
オルモス氏の代表作は多分ブレードランナーなんでしょうけど正直あまり印象に無いのでバトルスターギャラクティカのアダマ提督の方が個人的にはイメージ強いです。
っていうか、SFドラマのくせしてドンパチより人間ドラマの方に重点を置いたギャラクティカで、若い連中のドロドロしまくった濃ゆくてくどい人間関係の中で唯一の良心はアダマ提督とロズリン大統領の淡くて清い関係だったと本当に思います。
ていうかロズリンは周りから散々学校の先生に大統領なんか務まるか、といわれてましたが立派な大統領だったと思いますよ。
戦争が起こった時だって軍事力は敵が圧倒的でどう考えても絶対及ばないのにアダマは自分たちは軍人だから最後の一人になるまで戦うといい張りましたがそれを「戦争は負けました」と至極冷静に説得したのもロズリンですし。この場合は明らかにロズリンの方が正しかったし。ただちょっと行き過ぎた人道主義に走りすぎるところもあったけどそうなると今度は逆にそれを止めるのはアダマの役目でしたし。
反目する立場にありながらもお互いを尊重し合い、清らかで暖かい絆を育てて行ったのは本当にこのドラマの唯一の美しいものだったと思います。
それを象徴するかのようにギャラクティカの主要メンバー達が「最後の晩餐」風に並んだ画像の中で一応恋人あるいは夫婦関係にある者達がみな隣に並んでいるのにアダマとロズリンだけがそれぞれ机の両端にいるのが証左というか…。
ああ、すみません、つまらない話をお聞かせしました。
とにかくオルモス氏がステキだわあと言いたいわけですよ、もう年齢的にはおじいちゃんといってもおかしくないんですけどね、でもイイ。マジ渋い。

滅多に甘いものは食べないんですがなんとなくちょっと高級な、といっては高級の文字が機嫌を悪くしそうですが、ロールケーキを買ってきて食べたんですけど。
真ん中に入ってたジュレが、なんか、甘くもなんともなく、そう一言で言えばやきとり缶の塩ダレのような。
なにこれ。
まずい。
買って損した、ぺっ。
ばーかばーか。

拍手アリガトウゴザイマース。つーか、せめてサボらないようにします…。
2014年6月22日 懲役3万光年
昨日CSを観てたらプリズンブレイクがやってました。
ひっさしぶりだなあ。
この頃のウェントワース・ミラーは本当に美しいな、男でこんな美しい顔ってあるの?と不思議になるくらいの美しさだ。
どうでもいいけど兄を脱獄させるのに社会的地位も何もかもを全て捨てて自ら囚人になって綿密な脱獄計画を立てて単身乗り込んでくるのはいいけど、ドキッ!男だらけの殺伐としたフォックスリバー刑務所、暴動もあるよ!な場所に入り込むのにちょっと自分の顔を計算に入れてないような気がする。
お前こんなところにいるには美しすぎるだろ。
危なすぎる。
そして絶対目立ちすぎ。
いやでも逆にきれい過ぎて「まて、これは何かの罠だ」と他の囚人たちに警戒されたかも。
あとちょっと兄に対する執念が怖い。
「ここまでしたんだから兄貴は俺を一生捨てないよな?」という一種脅迫じみた雰囲気さえ覚えます。
そして兄貴はといえばオスゴリラみたいな容姿のくせしてポジションは完全に囚われのお姫さまなんだもんなー。
なにか色々倒錯したドラマだなこれ。
まあいいんですけど。今更。

最近ちょっと不眠症気味です。
別に何かあったわけじゃないんですけど。
眠りが浅いと妙な夢ばかり見るんで少々困ってます、なんか現実の出来事や感情とリンクした夢が多いので目覚めた時に混乱をきたすというか。
酒は飲んでないんだけどなー。
あ、禁酒成功してます。
最近飲んだのは箱根に旅行に行った日の夜にビールをグラスに一杯だけです、本当に。
飲まなければ飲まないでいられるもんだなあ。
あんなに欠かさず毎日飲んでたのにね。

拍手アリガトウゴザイマース。ぷりーずらぶみー。
2014年6月21日 私が不思議
アレックスとアビゲイルって名前は外人さんの女性名では私は一番好きなんですが。
外人さんに言わせると両方とも「女らしくない名前」らしくてなんか複雑な気分です。
アレックスはどうとせよアビゲイルは女性名以外の何者でもないと思うんですけどねえ。
そういう感覚は向こうの人じゃないと分からないんだろうな。

どうでもいいんですけどバトルロワイアルで灯台組の女の子たちがもしも全員男子だったら、というifを耳にしたことがあります。
うん…悪くない、それも全員地味で体力もあまり無く大人し目の男子たちだったらそれはそれで面白かったかもしれないなあ。
けど灯台組は女の子特有のヒステリーが原因で全滅したようなものだからなあ。
まあ妄想に留めておきましょう。


どうして私はこんな画像を保存したんだろう…。
そして何に使うつもりだったんだろう…。
2014年6月20日 山城芸能
昨日は小田急線の脱線事故で帰って来るのにえっらい時間が掛かりました。
ふざけんなって感じ。
えらく疲れました。

ところで外人さんが作った、「AKIRA」の実写プロモがあってそれを観る機会があったんですけど。
これがなかなかいい出来で驚きました。
「ケィネダァ」「テツゥオ」なのは外人さんなのでもう仕方がないですが。
なんかあらためて「NEO TOKYO」ってそれ自体、もう語感がカッコいいなあと、ずるいです。
金田が鉄雄に殺られた山形の銃だけじゃなくてその手ごと取って撃つという演出が妙にかっこよかったし。
かなり気合が入ったプロモーション映像でした。
しかしケイ(多分ケイ?)がぶっさ…。
あれだけはもうちょっとなんとかならなかったんだろうか。

それにしても映画の方のAKIRAでのミヤコ様の扱いが大概酷すぎるとはよく耳にしますが、ミヤコ様のくだりまで描写してたら多分2時間じゃ絶対収まらなかったでしょうから仕方ないと思うんですけどね。
まあ確かに原作であれだけカッコよかったミヤコ様だったから文句の一つも言いたくなるのは気持ちは分かります。
それより映画で何が一番ショッキングだったかって言ったらカオリちゃんの死に様ですよ。
あれは本当にショックだった…。
AKIRAは原作から入ったので余計に。
大体にしてカオリちゃんは最初から「可愛い子だな」と思ったけどケイなんか初め見たとき男かと思いましたよ。
ただいまだにとても好きな作品です。
つーかまさか2020年の東京オリンピックが現実になるとは思わなかった。
もしかしてこれAKIRAファンの組織票が動いてねーか?と一瞬思ったり思わなかったり。

高校生の頃、OBが持ってきたAKIRAの漫画を部内のみんなで回し読みして、その後AKIRAごっこが流行ったなあ。
なつかしひおもひで。

拍手アリガトウゴザイマース。大東京帝国ってのもかっこいいな。
メッセージのお返事はTOPより「Web拍手返信」にて。
2014年6月18日 エピメテウス
それにしても人間って本当に面白いものですね。

何をいきなり言い出すのかといえばなんとなくネットの海を彷徨ってたら、田亀源五郎先生の漫画だるま憲兵に萌えたって人のご意見を拝見しまして。
私はあれを読んだとき「うわ…史上最低の悲惨なラストだ」と思ったんですけど。
よくまあこんなすら恐ろしい話を考え付いたものだなあと。
ジャンルもBLじゃなくて正真正銘のゲイ漫画ですしね、性的虐待を受けるのはおきれいなのどころか主に筋肉ムキムキの髭面のおっさんですしね。
そこらへんも好き嫌いがハッキリする漫画家さんだと思うんですけど、でもまあ大概悪趣味な話が多いけど演出とか絵とかはすごいお上手ですよね。
ただこの漫画家さんの作品の中でもだるま憲兵は群を抜いて後味の悪い作品だと思うんですけど逆にそれに萌える人がいるんだから上には上がいるもんだなあ、世の中ってのは広くて深いなあとつくづく。
あと映画プロメテウスで初代フェイスハガーに(顔を覆うどころの大きさじゃないけど)白いおっさんがにゅるにゅる襲われるところとかも、ああ、触手とかそういうの…まあ一定の需要はあるよね。でも誰が得するんだこのシーン。と思いながら観てたけどあれも萌えたって人がいて、いやはや上には上がいるもんだあ、世の中ってのは広くて深いなあとつくづく。

人間観察って面白いわ。
2014年6月17日 ファジーな痛み
しつこくスタートレックイントゥダークネスを観てて思ったんですけど。
宇宙艦隊の手錠ってなんか非人道的なくらい拘束ががっちりしてるなあ。あれじゃ全く自由が利かないじゃん。平和主義人道主義を謳ってなかったか奴ら。
それにしてもカーンって名前は明らかにアジア系なのに、まあ実際優性戦争の時はアジアの王だったらしいけど、見た目は青い目の白人で、喋る言葉はイギリス英語ってなんかむちゃくちゃなんだけど向こうの人はそういうの気にならないのかな?
あとどうでもいいけど、あまり大きな声ではいえないけどスタートレックシリーズって生みの親であるロッデンベリー翁が死んだ後の方が断然面白い…。
色々語りたいことの多いスタートレックですが多分ここを見て下さってる極小数の奇特な方々にスタートレックのファンなんていないだろうからやめておきます。

なんか昨日変なテンションで書いてたクソ駄文、なんか完成したんですけど。
誤字脱字とか言い回しがおかしいところとかは日を置いて冷静になってから見ないと分からないと思うのでもうしばらく寝かします。
見たい人もいないだろうし多分載せるとしたら裏の裏であるゴミ箱だし。

特筆すべきことが何もない一日でした。
ま、いいんじゃない、平和でさ。

拍手アリガトウゴザイマース、ほんっとうれしいんです。
2014年6月16日 ナポレヨン
エンヤもいい歳だろうとは思ってたけど、サラ・ブライトマンの方が年上なのは驚きですよ。

久々、古い書きかけの駄文が出てきたので気まぐれで続き書いてます。
そしたらなんか思いがけず完成しそうだぞ。これ。
創作意欲爆発してんよ、とまんねーよ。
本人、だけ、が、今、楽しい。
こうテンションが無駄に上がると寝るのが惜しいなあ。
ああどうして一日3時間くらいの睡眠で事足りる体じゃないのか。

一日は長いようでいて短い。
つーか、自由な時間ってほんっと短いですよ。

人生ってままならない。

拍手アリガトウゴザイマース、なんでそんなにやさしいの…?
2014年6月15日 爆発☆地動説
ガリレオって頭おかしいんじゃないの?
大体にして当時みんなが当たり前に常識として信じてたことに疑問を持つ奴の方がおかしいんだよ。
どもケイキョれす。
しばらくお留守にしてました。
留守にして何をしてたかというと箱根に旅行に行ったりしてました。
美術館めぐりをして温泉に浸かって来ました。
いやーよかった。
びっくりしたのがケーブルカーとロープウェーを乗り継いで大涌谷で黒たまごを食べようと思って行ったんですが、つーか箱根に来たら黒たまごを食べないと気がすみませんので、で、ちょっと久しぶりに来たらなんか施設が様変わりしてやんの。
黒たまご売り場とかすごいきれいで立派な施設になってて。確かに前はトイレが駐車場の一角にしかなくて不便だったけどこんなに変わってるとは思わなかった。
そんで食べましたよ、黒たまご、美味しい、温泉で茹でただけのただのゆで卵なはずなのに無性に美味しい。箱根に来たって実感。それに標高が高いからすごく涼しい。梅雨なのに幸いにも天候にはバッチリ恵まれましたし。
美術館めぐりいうても行くところはいつも一緒。ラリック美術館とガラスの森美術館です。彫刻の森美術館も捨てがたいんですが今回はこの二つにしました。
いや美術館をまわるのだって結構体力いるんですよ?一日に二館も回れば体力的にも十分です。
ラリック美術館は個人的に好きなもので、何度も来てるんですけどね、いい目の保養になりました。
オパールセントグラスの女神像とか香水瓶シリーズとかシレーヌシリーズとか、何度見ても飽きないわー。
さすがに高い入場料を取るだけあって園内も美しいこと。
モネの絵画「睡蓮」を模したという中庭は丁度本当に睡蓮の花が咲いてて素晴らしくきれいでした。
ガラスの森美術館は本当に毎度のことになってますが、私個人は絵画より立体物の美術品の方が好きなのでこういう方が見ごたえがあります。
展示品もそれほど大きくは変化もないんですがこちらもいい眼の保養になりました。
箱根に着いて最初にフリーパス持ってると入園無料だからってついでに寄った強羅公園でバラの展示会をやってたんですがそっちよりガラスの森の方が断然バラだらけでそれもみんな手入れが行き届いてすごいきれいでした。さすが高い入園料を取るだけはあるか。
そういやジキタリスの花も咲いてました、ジキタリスつーたら有名な毒ですよ、こんなきれいな花を咲かせるんだなあ。
そしてここに来る一番の目的である館内の店で恒例となっているグラスを一個今回も自分へのお土産に買ってきました。
ガーネットレッドのワイングラスをば。気に入ってます。
しかし今でこそ箱根は登山電車やケーブルカーやロープウェーやバスといった交通手段が充実してどこへ行くにも苦労はしませんが本当に山また山なところですね。
そりゃ天下の険と言われたわけですわ。昔はここを越えるのはさぞ大変だったろうなあ。
そしてロープウェー内で「ロープウェーの落下事故も前例がないことはない」とか言い出すいやな奴を演じてみたりしつつ午後3時にはホテルに到着。
ホテルはたいしたところでもなかったんですが夕食がステーキ膳で、それもいい国産和牛だけあって久しぶりにあんなに柔らかい牛肉を食べたっていうか。基本ケチだからいつも固いオージービーフばっかりなもんで。ちょっと腹いっぱいになりすぎましたが。ダイエットはどうした?
そんで温泉に浸かって疲れを存分に癒してホテルの部屋でぐうたらしてました。
備え付けのTVを暇つぶしにつけたらなんか映画「レナードの朝」がやってて思わず観てしまいました。
うん、何度観ても文句なく名作だ、でもすごく切ない映画だ。泣ける。
そして早めに就寝。疲れてるしね、年寄りだから。
次の日はもう帰る日。
朝もう一度温泉に入って朝食をこれでもかと食べて出発。
箱根湯本の駅前商店街で軽く土産物を買ってもうロマンスカーで帰ります。早えーもんで多分午前中か正午には家に着くくらいの勢いです。
私が住んでるところは最寄り駅から急行の止まる駅まで出てそこでロマンスカーに乗れば一本で、それも一時間ちょっとで箱根に着くところに住んでるものですから本当プチ旅行です。
でも楽しかったワー。
なぜ写真が一枚もないかというとデジカメの充電を忘れててバッテリーが完全に切れてたからです、アホだ。
まあとにかく命の洗濯をしてましたというご報告。

私は元気です。

拍手アリガトウゴザイマース。幾重にも幾重にも…。
2014年6月9日 予言ヨロレイヒ
私がグロいのとか残酷なものが好きなのは、嗜虐思考とかがあるんじゃなくて単に人の痛みを想像できない馬鹿人間だからだと気づきました。

ところで友人の話。
友人のM(仮)が幼少の頃、当時住んでいたアパートが火事で燃えてしまったそうなんですけれども。
幸いにも怪我人は出なかったそうですが、思い出の家財が燃えてしまったのが残念だと言ってました。
それにまつわる少し不思議な話。
火事が起こる数週間前から友人Mのお母さんがおかしなことを言い出すようになったんだそうです。
なんでも「赤いものが見える」とか「何かが焦げる臭いがする」とか。
あんまり頻繁にそういうことをいうので少しおかしいんじゃないか?と思われだした矢先の火事だったそうです。
わお、Mのお母さんマジプリコグ。
火事の原因は同じアパートに住んでたヤク中が放火したんだそうです。えらい物騒な話やで。
丁度出かけてたMと家族も無事でしたがMのお母さんには何がどういう風に見えていたんでしょうね?
面白い。

拍手アリガトウゴザイマース、私は駄目な人間です。私は駄目な人間です。

メッセージのお返事はTOPより「Web拍手返信」にて。
2014年6月8日 うつつまくら
二日も日記サボってしまいましたね。
睡魔です、睡魔のやつにしてやられたのです、恐ろしい敵でした。みんなには最後まで勇敢に戦ったと伝えてください。
SHERLOCKのS3まで見終わりました。
けどなんか最後のE3は展開が早すぎて録画したのをもう一度見直さなきゃちゃんと理解出来そうにありません。
でもシャーロック、ついに脱童貞か…よかったのう。
彼のことだから経験がなくても有り余る知識で色々と彼女とのごにょごにょも上手くこなしてそう。
なんせ知識だけはあるから。
そういやドラマといえば今度AXNでマッコイせんせえの中の人が主演のドラマがやるんだよね。
観てみようかな。
マッコイせんせえ役のカール・アーバンってスタートレックじゃ冴えないおっさん風だけど実はすごいイケメンだよな。掘れるわ、いや、惚れるわ。掘っちゃまずいな。

久々金縛りにあいました。
あれですね、金縛り中って本人的には意識はハッキリしてるつもりなんですけどいざ解けて意識が正常に戻ると明らかに寝ぼけてますよね。思考も支離滅裂だし。
今回の金縛りはなんか女性のすすり泣く声がずっと聞こえてて正直これは幻聴だと分かってても怖かったんですよ。怖いと思う自体まともな状態じゃない証左ですが。
で、何故か襲い掛かられたら対抗しようと思って(この辺が支離滅裂なところ)ベッドの横にある棚に手を伸ばして(体は動かないのに手だけ動く気がしてる)ナイフを取って手に持ったつもりだったんですけど、通常の10倍は重い腕を持ち上げてみたつもりでも実際には手も動いてないしナイフも持ってないというね。
めちゃくちゃですよ。
金縛りを解くのって結局気合なんですよ。
よくすごく重いけどかろうじで体がなんとか動く金縛りもどきにかかることが多いんですがベッドから這い出た、と思った次の瞬間には元の状態に戻ってるというパターンが多いので何度も気合で解こうと思うんですけどこれがなかなか。
本当に金縛ってる最中は本人的には意識はハッキリしてるつもりだから目が覚めた!と思ってもまだ夢の中なんですよね。
でも「き~あ~い~!」って心の中で叫んで本当に上手いこと目覚めると全然さっきと意識レベルが違うんですよね。めっちゃスッキリ。
面白いわー。いや面白くないわ。迷惑だわ。

拍手アリガトウゴザイマース。私は人間のクズです。
2014年6月5日 ちょっと待てHDDは消したのか
そういや昔、本屋で「青木ヶ原」って写真集を見たことがあったんですけど。
有名だから見たことがある人も多いんじゃないかと思いますが。
青木ヶ原樹海といえば自殺の名所。
その写真集にも白骨死体や遺留品とか生々しい遺書とかが載ってたんですけどね。
首吊り死体の写真も載ってました、とはいえ一般書籍なのでそんな堂々と写してはいないんですが、というか写ってたのはぶら下がった死体の顎から下だけだったんですけど。
それでも「うわっ…これは…」と思うような有様で(主にちょっとしか写ってない顔が)、これを実際まともに見ちゃったら夜絶対うなされるだろうなというような写真でした。
ネットとかでも個人で積極的に樹海に死体探しに行ってる人のサイトを見たことがあるんですが。
なんかこういう人の精神状態って怖いなあ。
死体見て喜ぶとかちょっとなあ…。
いや、死体写真フォルダを所有してる私が言うことじゃないんですけどね。
それも死にたての比較的きれいな状態ならともかく、死んで日数が経過してる普通の人ならまず絶対見たくないものをあえて探しに行くってのはどうなのか。
というかさあ。
もともと樹海って人の手がほとんど入らないから本来野生動物たちの命に溢れたきれいな場所名はずなのに人間が勝手に死場に選んで穢れた場所にしてしまったのがどうにも納得がいきません。
樹海で死ぬのやめましょうよ、本当に。
2014年6月4日 超小市民
酒絶ちがんばってます。
飲まなければ意外と平気なものですね。
あれだけ毎日飲んでたのに。

今日帰り原チャリで家のすぐ側まで来たらなんかいつの間にか自動販売機が設置されてました。
うちの周りってド辺境なので自販機もちょっと遠出しないとないようなところなんですよ。
だから驚きやら嬉しいやら。
本当に家から徒歩でも30秒くらいのところに置かれてるんです。
この嬉しさ、私でなければ分かるまい。
しかもエナジードリンクがラインナップにあってもちろんそういうのが好きな私は喜んで購入しましたとも。
エナジードリンクなんてほとんどただのジュースなんですけどそこは気の持ちようですよ。
嬉しーわー。
これでジュースが飲みたくなったとき我慢しなくて済むわ。
自販機ごときでこんなに上機嫌になる人間もそういまい。

拍手アリガトウゴザイマース。心の底から嬉しいです、本当にありがとうございます。
2014年6月3日 狂乱エビバデ
昨日から佐藤さん萌えが脳内で炸裂して困ってます。
あー萌える、佐藤さん好き、たまんね。
アドレナリンがドバドバ出てる。

蛙男が松下の用向きで外出から返ってくる。
蛙「帰ったぞ」
佐「おかえりなさーい」(振り返りもせずTVなどを視聴しつつ割とぞんざいに)
蛙「やれやれ疲れた」(といいながら極ナチュラルに佐藤さんの脚を枕にして寝転がる)
佐「お疲れさまです」(やっぱり一瞥もくれずにTVなどを見続けてる)
蛙男さんはそのまま寝ちゃう、気にする様子もない佐藤さん。

こんな風にナチュラルにいちゃついてる二人だけど別にそういう関係でも付き合ってもいないというステキさ。
そして松下は相変わらず蚊帳の外。
あーたまらん。

アタシ、アタシ、どうしちゃったのかしら?

拍手アリガトウゴザイマース。最早申し訳ない気持ちで一杯です。
2014年6月2日 お前なんか焚刑
映画とかの復讐もので復讐相手をあっさり殺しちゃうのはどうなのかなあ?といつも思ってるんですが、殺すだけで十分なんでしょうか?
もっと苦しませなくていいんでしょうか?
こないだの映画X-MENファーストジェネレーションだってマグニートーがあっさりショウの頭にコインを貫通させて殺してたけどそいつにはもっと苦しめられたじゃない、些細な実験で母親をあっさり殺されたんだし、そんな即死させていいの?と思う私がちょっと根暗なのかもしれませんが。
復讐映画といえば映画サイレントヒルだってそうですよね、高慢なクリスタベラなんてもっともっと苦しませてから殺せばいいのに。確かに有刺鉄線を下から上まで貫通させてブチブチは痛いだろうし手足を引っ張られて真っ二つって一見酷い死に様だけど即死だし、アレッサが受けた苦しみからすれば全然短いし、あ、いろいろと思い出してきた。ていうか何も悪いことしてないのにいじめられていつも怯えてたアレッサが最終的にクリスタベラにあんなことされて病院で一人で苦しんでたけどそれが憎しみに変わった瞬間が看護婦に醜くなった自分の姿を見られてびっくりされたのがきっかけってのがなんかいい。女の子にあれは酷いよねえ。
しかし映画サイレントヒルはいい火あぶり映画だった。
私、前にも言ったかもしれませんが、火あぶりとか焼き殺すってのにすごい拘りを持ってるんです。
原因はハッキリしてます。
あれだ、小学生の頃日曜洋画劇場あたりで見た「バタリアン」だ。
あの映画でトライオキシン245っていう架空の毒ガスを吸って生きながらゾンビになりかけてるおじさんが自らの命を絶とうと火の付いた火葬炉に入るシーンがあるんですけど。
おじさんが入って炉の扉が閉められて一瞬の間を置いて断末魔の「ギャー」って叫びが聞こえるところで幼い私は震え上がりました。
あれが決定打だった気がします。
焼け死ぬってこええ。
あとあれからしばらくゾンビに追いかけられる夢を度々みたものです。
ときにはゾンビに捕まって食われるくらいなら、と自決を選んだことも。(夢の中で)
バタリアンなんて小学生に見せるものじゃない、いや、やはり積極的に見せなさい、みんな私と同じ思いをすればいいんだ!

拍手アリガトウゴザイマース、火つけ気つけ火の用心。
2014年6月1日 訂正・蛙の日は6月6日でした
フォルダを漁ってたらすっごい昔に書いたバトルロワイアルの小説が出てきました。
なんかえらいシュールで…これを書いた当時自分で面白いと思ってたのかどうなのか。
書いたはいいけど結局どこにも出さなかったのでせっかくならこの機会にこれ面白い?とちょっと聞いてみたかったんです。
バトロワ知らない人には分からないだろうし、蛙の日なのに何やってんだろう…。

一応ギャグらしいんですが。
お暇な人はどうぞ。↓↓



【レモンの勇気]】

瀬戸豊は今朝遅刻した。
生来余り丈夫ではない性質だから、というわけでは今回はない、今日のは完全に寝坊だった。

一応「体調が悪くて」との学校へタテマエの電話連絡はしたのだけれど、本気にした担任のとんぼに「無理はするなよ」と優しい言葉をかけられ。やはり後ろめたさが募った。ホームルームも終わり授業前の平和なひと時の満ちた校舎の階段を豊は視線を足元に落としやや肩身の狭い思いをしながら登っていた。

「豊!」

ふいに階段の上から声をかけられた、
聞き覚えのある、いや、最も馴染みのあるその声の方を振り仰ぐ。
目視で確認する必要もない、その声の主は三村信史だ。

信史はブリッジの体勢のまま階段を勢いよく駆け下りてきた。
某名作と謳われるホラー映画で主演の少女がやったスパイダーウォークと呼ばれるものだ。
しかし何故三村信史が普通にやっているのかは皆目見当がつかない。

「大丈夫か!?お前!!」

―いや、シンジのほうこそ大丈夫?

豊は聞きたかったがあまりにも真剣に心配しているその顔を見たら何も言えなくなってしまった。
「うん、もうヘーキ」
と言って笑顔を作った、担任がHRのとき豊の遅刻の理由をクラスのみんなに言ったのだろう、簡単に予想がつく、クラスの誰よりその一言で心配したのはこの三村信史に違いない、さすがに心配をかけておいて「実は寝坊でした」などとは言えない気がしたから差し障りのない返事を返した。
その笑顔に信史も心からほっとした様子で体勢を立て直しいつのも小柄な彼をほぼ真上から見下ろす形に戻った。
豊も心からほっとした、さすがに親友とは言えその姿はあまりに不気味だったからだ。
「…そっか、よかった、あんまり無理すんなよ、お前丈夫な方じゃないんだから」
とても優しい口調と、そして笑顔だった。
しかし豊は今、逆に信史の方が心配だった、さすがにあんな体勢で階段を駆け下りたりしたら腹筋に相当負担が来るのだろう、さっきからお腹をさすっている。
豊はその様子を少し心配げに上目遣いで見た、するとそれに気が付いた信史はあの独特のにやっとした笑顔を見せて親指を立てたこぶしを突き出した。
「大丈夫」という意味だ。
その整った顔が作る最高の笑顔に豊は思わず見とれていた、そして同時にチクリと胸に刺が刺さったような感じがした。この刺のような痛みは何だろう?

信史はいつだってそうだった、何かといえば自分を一番に心配してくれた、そしていつも守ってくれた、まるでそれが自分の使命であるかのように。
それが豊の特権だった、これ以上の光栄はなかった、だが、ご存知のとおり、この三村信史は学校一のプレイボーイ。
それこそ歴代のガールフレンドを数え上げたら限が無い、だからきっと、先ほど見せたあの心配した顔も、優しい笑顔も、言葉も、いつかどこかで誰かにかけたことがあるのだろう。

豊は思った。

そう、自分だけのものではない。
きっと、彼の、いろいろなものが。

「・・でさ、昨日の電話ってのが・・」
思ったより元気な豊の姿を見て安心しきったのか、それとも元気付ける為なのか。
信史は3-Bの教室に向かって並んで歩きながら饒舌にしゃべりつづけていた。
しばらくは豊が半分上の空なのにも気が付かずに。


「・・そんで見ろよ、これがそいつの仕業」
いきなり大き目のバンソウコウの貼られた信史の親指が視界に飛び込んできて豊はハっとなった。
―いけないおれボーッとしちゃってたや…シンジが話してるってのに。
「妹が餌とかやるもんだからすっかりいついちゃってサ、でもそいつ態度でけえのよ!」
―ああ、猫かなんかのことか。そっかシンジ引っ掻かれたか噛まれちゃったんだ。
「最近じゃ郁美のやつ平気で俺の部屋にまで上げるようになって、しかも昨日は『友達と出かけるんでお兄ちゃん代わりにマリンちゃんに餌やっといて』だってよ!押し付けられてさぁ、俺苦手なのにまいったよ」
三村はすこし芝居がかって肩をすくめて見せた。
「ふーん、大変だったね」
迷惑そうな割にはちゃんと面倒を見たのだろう、結局シンジは妹の郁美ちゃんに甘いのだ。
微笑ましく思ったところでふと豊は思った。

―あれ?シンジってば猫とか苦手だったっけ?確かに「大好き」では無かったとは思うけど…。

「あ、言っとくけどこの「マリンちゃん」ってこっ恥ずかしい名前俺が付けたわけじゃないぜ、俺はもう外見のまんま「ゲルマンゲルゲ」でいいじゃんつったんだけどさ郁美が可愛い名前がいいって引かないからさ」
「…へぇ」
豊はかなり面食らった。
外見を見たままの表現が「ゲルマンゲルゲ」とはまたずいぶん変わった猫である。
豊の想像力では見当に及ばない。
「んでヒトが餌やろうとしたらいきなり「ぐげるぐげるぐげげげ」って吠えて飛び掛ってきやがってよ」

―猫じゃない。
―なに?それ一体何を飼ってるの?シンジ。

「第3の触手で攻撃かましやがってよ、このザマだよ、もう痛ってーのなんのって」

―…第3の触手で攻撃?ほんとに一体なんなのだろう、ああ、最初の話聞いてなかったからまったくワカンナイや。

今更ながら別の考えに囚われて彼の話に上の空だった自分の迂闊さが悔やまれる。
しかし今更「何の話?」と聞くのはあまりに失礼だ。
豊は必死に話の断片を繋ぎ合わせて全体の形を見極めようと勤めた。

「昨日からずっと痛くてよ、つーか、なんか傷口が緑色に変色しつつあるんだけど、それに時々何かが中で動いてるような感じがすんだけどちゃんと昨夜のうちに消毒しておいた方がよかったかな?」
「・・・・・・そーだね、その方がよかったかもネ」
「でも第4の触手じゃないだけ安心だよな、豊」
「う・・・うん」

―何と、第4まであったのか。
いよいよ以ってこの話は豊には見当がつかなかった。

「あ、悪り、脱線したな、だからそういうことなんだよ、結局七原だって悪いんだよ、たかが浜松原発のことだろ?そこまでムキになること無いと思わないか?それも盛り塩なんて俺には本当にどうでもいいことだしさ」

―もりしおと、げんぱつ、そしてなにやらシューヤがムキに…。
―さっきの妹のペットは本筋じゃなかったんだ…。

努力はしたものの結局まったく豊にはどういう話の運びになっているのかわからなかった。
ちゃんと最初から聞いてればよかった、おれっていつもこうなんだから…。
こういうとき自分のこの頼りなさが心底情けなくなる。
生返事しか返せないでいるとそんな豊の様子に気がついたのか信史が自分より一回りも小さな豊と目線が同じ高さになるように屈んでその顔を覗き込んだ。
「大丈夫か?顔色、あんま良くないぞ、もしかしてまだ具合が…」
近づけられたその整った顔になんだか心臓が跳ね上がるのを感じた。
「あ!ううん…違うよ!」
慌てて否定し、思わず目をそらす。

そのとき廊下の向こう側からどうやら信史と同じバスケ部の部員らしい少年が声をかけてきた。
「おーい、三村ぁちょっとー」
仲間数人と手招きをしている。
「おう!」と返事を返したあと信史はどうにも体調の悪そうな親友とその少年達のどちらを優先すべきか迷ったようすで彼らと豊を交互に見比べた。

「いいよ、おれ本当に平気だからさ、教室で待ってるよ」
と豊が勤めて笑顔で言うと信史は何かを言いかけたが、結局「…ん」と切れの悪い返事を返して彼らのもとに向かった。

その背中を見届けて、豊も背中を向けて教室へ行こうとしたが、先ほどの自分を心配してくれたあの信史の本当に心配げな顔を思い出してなにげなく振り返り、信史を見た。

信史がブサイクな顔をしていた。
そう、本当にブサイクだった。
眉は情けなく八の字に下がり、小鼻は広がって目は半開き、あまつさえその眼球は白目を剥いている。神も裸足で逃げ出すようなブサイクっぷりだった。

―何!?シンジなに?どうしたの!!?

豊はうろたえた。
城岩中学の三村信史といえばバスケの天才ガード「サードマン」としてでなく希代のプレイボーイとしてもその名を轟かせている、おまけにコンピューター関係も得意らしい。
その信史が100年の恋も冷めそうなほど、いや、うっかりすると心臓が止まりそうなほどブサイクな顔だけを少年達から背け、こちらに見せていた。

「―――――っっックショイ!!!!」

―あ…なんだ、くしゃみだったのか。

豊は心底ホッとした。
くしゃみのリアクションの前振りでもあれば「あ、これからくしゃみをするのだな」と心の準備も出来たのだろう、そしてその一連の行動は他者から見れば一瞬で終わっただろう。
だがちょうど運悪く、最もブサイクな顔をした瞬間を振り返って見てしまったらしい。
それはあたかも時計を見た瞬間、秒針がやけに長く止まっているように感じられるそれに近いものだったのだろう。そしてくしゃみをするときは人間誰でも一瞬ブサイクな顔になるものだ。
その頃信史はもう何事も無かったように仲間との話に戻ってしまっていた。

豊はふと思った、
―きっと、今みたいなドブサイクな信史の顔を見たことあるのってもしかしておれだけなんじゃないかな?

きっと歴代の彼女ですら見たことが無いだろう。
ほんの少し、得意を感じた、彼女ですら見たこと無い信史を、この自分が偶然とは言え見てしまったのだ。

それは些細な出来ことだったかもしれない、けれど豊は「自分だけの信史」を手に入れたような嬉しさに満たされた。
それは、先ほど味わった小さな刺の感覚をいつのまにやら取り去ってくれていた。

―おれだけが知ってるシンジだ。

そう、彼は自分だけのものではない、きっといろいろなものが、

胸に刺さったトゲの名を独占欲と言う――。
単なる友情の延長でははない。

それは恋に似た感覚。

それを豊自身が気がつくことは、恐らく一生ないだろう。
ほんの些細なことで満たされたその感情をなんと呼ぶのかは豊は知らないまま。
そして豊は少しばかり軽くなった足取りで教室へ向かいながら思った。




――それにしてもさっきのシンジは本当にブサイクだったな――・・と。





END


この小説の一体何が面白いのか解った人は出来れば近寄らないでください。

拍手アリガトウゴザイマース、殺さないで!


貴様の戯言など聞きたくないし




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